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龍興淳示プロは九州朝日放送が厳正なる審査をした登録専門家です

楽器にも大事!「健康寿命」の伸ばしかた!

龍興淳示

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こんにちは、GMFリペアマンの龍興です。

今日は、私の長年の経験から、ギターやベースなどを最高の状態で長く保つための専門的なメンテナンスの重要性をお伝えします!



楽器の「特性」を理解する
ギターやベースは、単なる木材と金属の組み合わせではありません。これらは温度や湿度の変化に敏感に反応し、季節や環境に応じて刻々と変化します。これを理解し、それに応じてケアすることが重要です。

こまめなクリーニング
清掃は、見た目の美しさだけでなく、楽器の健康を維持するためにも重要です。特に、指板やブリッジ周辺は汗や皮脂が溜まりやすい部分。定期的に専用のクリーナーやクロスで丁寧に掃除することをお勧めします。磨きにくい細かな部分の汚れには使い古しの歯ブラシなどを使うと便利です。

弦交換のプロセス
弦は弦楽器において「声帯」みたなモノです。プロミュージシャンであれば、演奏前に都度交換するくらいシビアな消耗品です。プロでなくても2~3か月に1回は交換することが理想です(ノンコーティング弦の場合)。さらに、弦交換時にはブリッジやナットの点検も行い、必要に応じて調整や交換をしましょう。

徹底した湿度管理
木材の狂いを防ぐために、湿度管理は不可欠です。楽器用の湿度計を使用し、湿度を50%前後の範囲に保つことを推奨します。特に夏場や冬場の極端な湿気と乾燥には注意が必要です。エアコンや加湿器を上手く使い湿度をコントロールしましょう。

ネック調整の重要性
ネックは楽器の「脊椎」です。季節の変わり目は特に、専門的な目でネックの状態をチェックし、トラスロッドの調整を行うことが重要です。これにより、弦高やプレイアビリティを最適に保ちます。

保管方法
楽器を保管する際は、直射日光、極端な温度変化、湿気を避けること。理想は、温度湿度がコントロールされた環境です。また、ギタースタンドやハンガーに吊るす際は、塗装に応じて適切な塗面保護を心がけしましょう。特にラッカーやシェラックなどデリケートな塗膜には注意が必要です!

まとめ
ギターやベースのメンテナンスは、単に楽器を「きれいに保つ」こと以上の意味があります。これは、楽器の「健康寿命」を守るための重要なプロセスです。何かご不明点があれば、GMFまでお気軽にご相談ください。あなたの大切な楽器が、長く最高のパフォーマンスを発揮できるよう、全力でサポートします。

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龍興淳示
専門家

龍興淳示(ギターリペア職人)

GMF-GuitarMaintenanceFukuoka

学生時代は音楽活動に力を入れ、その後ギターメーカーで製造から販売、修理に携わる。楽器店での勤務経験も長く、音響機器の知識も豊富。蓄積した全てのノウハウを駆使し、顧客の望む音を導き出します。

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