夏が苦手な方 〜夏を東洋医学的に考えるの巻〜
こんにちは
自分のことを好きになるちょっと不思議な漢方薬局
『ちぎょうの漢方』薬剤師 田中智行でございます
今日は土用の話
今は春の土用
土用って知ってます?
1番有名なのは土用の丑の日
夏に鰻を食べるってやつね
でもね
実は土用って年に4回あります
春の土用 立夏の前18日程度
夏の土用 立秋の前18日程度
秋の土用 立冬の前18日程度
冬の土用 立春の前18日程度
で 今年の春は
4月16日から5月4日まで
そう
今は土用の真っ最中であります
そんな土用なのですが
東洋医学的に色々と意味がありまして
今日はそんなお話を少し
東洋医学的に考える
東洋医学はなんでも5つに分けたがる
それを五行って言います
季節は
春夏秋冬と土用(梅雨)
色は
青赤白黒と黄色
感情は
怒喜悲恐と思い
味覚は
酸苦辛鹹と甘い
そして五臓
肝心肺腎と脾
そう考えてくると
春ー肝 夏ー心 秋ー肺 冬ー腎
となって
土用ー脾ー思いー甘味ー黄色
という図式が成り立ちます
なんかここ1週間
モヤモヤするなーなんて人
まさにこの土用の影響を受けています
思いってのは
思い悩む 考えるってことですから
土用は脾に負担がかかりやすくなり
ついつい思い悩むことが多くなる
普段はどうでもいいことでも
ついつい思い悩むことが多くなる
それが土用の性質です
土用の東洋医学的過ごし方
そんな土用ですが
実は過ごし方にコツがあります
それは『断捨離』
1番はカラダの断捨離で
カラダに溜まった余計なものを吐き出しましょう
特に春はデトックスの季節ですので
1番やってほしい感じです
簡単な方法は夕食断食
やり方も簡単
ただ夕食を抜くだけ
水分は摂取OK
現代はいつでもどこでも食べられる
だからついつい食べ過ぎてしまう
最近ブラック企業の話が多く
休まないと罰せられる
そんな話もよく聞きますが
あなたのカラダも実はブラックかも
食べ物がカラダに入ると
カラダは一所懸命働いて消化吸収排泄をします
それがメリハリつけばいいのですが
朝食べてお茶する
昼食べてお茶する
夕方少し食べて
夕食食べてお茶する
なんならお酒も飲んで腹一杯で眠る
そんな生活していたら
カラダはずっと消化吸収排泄
休む暇なんてありゃしない
そうなると
脾は本来の働きを充分にできなくなり
思い悩むことが多くなるってわけ
疲れが取れなかったり
いつも眠たかったり
そんな人も脾が弱っているかも
そんな人に夕食断食はおすすめです
わたし田中も年に4回土用の時期
1週間夕食断食しています
夕食食べないなんて無理
そんな人に簡単なやり方お教えします
それは休日
お昼を遅めにがっつり食べること
朝食から逆算して
16時間は空けてほしいので
朝7時に朝食食べる人は
前日15時までにお昼を済ませましょう
そこで腹一杯食べると
意外と我慢できるものです
朝すっきりとした感覚
朝お腹が空いてご飯が美味しい感覚
そんなんが味わえますよ
土用という季節を利用して
ぜひカラダの断捨離進めてみてくださいね