クラウドファンディングやってます。その原点
今日からは療育について書いていきます。
いわゆる障がい児と呼ばれる人が増えてきたことによって、療育施設も世の中にドンドン増えています。
では、療育とは何でしょう。
療育という言葉は、障害をもつ子どもが社会的に自立することを目的として行われる医療と保育です。
【コトバンク引用】
生きにくい、困っているのは子ども本人であり、まずは、子どもを理解することが大切です。
子ども自身も自らを知ることが必要です。
年齢に応じて成長する指針となる発達段階に即しない場合、健診などでひっかかることで障がい児やグレーゾーンと言われることが多く見受けられます。
これを、ピアジェの発達心理学で子どもを理解すると、今、どの成長段階にあるのかを決めつけることなく理解できます。
たとえば、3歳になるのに言葉が出ないという時に、大人からの声掛けや問いかけに反応があるか?
名前を呼べば振り返るか?(難聴の疑いの場合もあるため)
自分と他者の違いをわかっているか?ちょうだいと手を出すと渡してくれる。おままごとなどのごっこ遊びで親の真似をしている。ぬいぐるみに食べさせようとする。などに注目をしてみると、そのお子さんは目で観察をしたり物を覚えることを先に行っているだけで、アウトプットはこれから育つ場合が多いです。
その場合は、無理に言葉を出させようとするよりも、たくさんの語彙を子どもの中に貯金できるように語り掛けながら一緒に遊んだり、歌いながらお散歩をしたり、絵本を読み聞かせることで、時期がくれば話し出すことが多いです。
私の息子もそうでした。
じっくりと物を見るタイプの子でしたので、感想を横で伝えたり、絵本をたくさん読み聞かせたり、毎日たくさん歩き、季節の移ろい、物や植物の名前をたくさん語り掛けました。水たまりで遊び始めると納得するまで遊んでもらいました。泥だらけになって楽しみました。
彼は、3歳になり幼稚園に行き始め、慣れてくる半年もたてば、一気に溢れるように話すようになりました。話し始めから2語文、3語文を話していました。
子ども一人一人を知るとは、できないことを探すだけでなく、得意なこと好きな行動に注目して理解をしてあげてください。
できないことをできるようにするのではなく、得意なことや好きなことをとことんまでやり抜くことを繰り返すことで、すべての力が成長してきます。
これを「ハンカチの法則」と言います。
ハンカチを机の上に広げ、真ん中をつまみ上げてください。四隅も自然に上がってきますよね。
これが、子どもの成長にも通じるのです。
次回も療育について書いていきます。