富士登山(家主便り11月号掲載)
今回は、サッカー選手について少し書かせて頂きます。私は小学校3年生の時にアニメ「キャプテン翼」に魅せられてサッカーを始めた、典型的なサッカー少年でした。近頃ではフットサルを月に1~2度していますが、サッカーとの主な関わりはテレビでのサッカー観戦となっています。サッカーに興味の無い方でも最近の日本人選手が世界の舞台で活躍している事をご存知の方は多いのではないでしょうか。現在、インテル(イタリアのクラブチーム)に電撃移籍した長友選手や、ドルトムント(ドイツのクラブチーム)の香川選手を筆頭に多くの日本人が海外で活躍しています。それに加え、昨年は女子サッカーのワールドカップでなでしこジャパンが優勝するという快挙を成し遂げました。あの時の興奮は生涯忘れる事は出来ません。
日本人選手の海外での活躍を見ていると、日本人の優秀さを実感することができます。一昔前までは、日本人選手は海外の選手に比べて体格差がありフィジカル(体の強さ、当たりの強さ等)が弱いためサッカーに向かないと言われていました。しかし現在の日本サッカーはそういう短所を個人技術(例えば俊敏性やパス技術)の向上やチーム戦術の工夫(例えば協調性など)で補いカバーしています。私にはそれが、地下資源の無い国である日本が世界経済で戦っている姿と重なって感じるのです。
日本人は自分の欠点を把握し、それを補う方法を見つけ出す能力(問題解決能力)を持っていると思います。現在の経済状況・政治状況を見ていると弱音を吐きたくなるような状況ばかりです。しかし弱音を吐くのではなく、自分達の実力を信じて工夫し努力すれば、必ず改善されると思います。私にとって、海外で戦う日本人選手の姿は日本人の素晴らしさに気づかせてくれる大事な存在です。これからもサッカーを通して勇気をもらいながら、家主様の収益向上や不動産業界の質の向上に向けて取り組んでいこうと思います。