終活はいつから始めるべき?60代から考えたい終活の必要性と始め方

箭内愛実

箭内愛実

テーマ:終活

最近「終活」という言葉をテレビや新聞で目にする機会が増えました。
でも「自分にはまだ早い!」と思ってはいませんか?

また「そろそろ終活を始めなくちゃ」とは思っていても、
終活って何をするの?
死の準備なんてしたくない…
やることがたくさんあり過ぎてできない…
このように感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

実は終活は、人生の終わりの準備だけではありません。
これからの人生を安心して、自分らしく生きるための活動なのです。

特に60代は、定年退職や子どもの独立、親の介護など人生の転機が重なる時期でもあります。

この記事では、
終活が広まった背景
終活が必要な理由
終活はいつから始めるべきか
初めての終活で何をすればいいのか
を初心者にもわかりやすく解説していきます。


終活とは?

終活とは、財産や身の回りの整理、医療や介護、葬儀などの希望を考える「人生の終わりに向けた準備活動」のことです。
2010年頃から広く知られるようになり、現在では多くの人が取り組んでいます。

具体的には次のような内容があります。

  • エンディングノートの作成
  • 財産や相続の整理
  • 葬儀やお墓の希望をまとめる
  • 医療や介護の意思表示
  • デジタル遺品の整理
  • 家財の整理・生前整理


終活というと暗いイメージを持つ方もいますが、本来は「残された家族の負担を減らし、自分自身も安心して暮らすための活動」です。

なぜ終活が広まったのか?背景にある社会の変化

終活が広まった背景には、日本の人口構造や平均寿命の変化があります。

下のグラフからもわかるように、日本人の平均寿命は年々伸びているのです。

※内閣府 令和6年版高齢社会白書より

内閣府の「令和6年版高齢社会白書(全体版)」によると、1950年の平均寿命は男性で58.0歳、女性で61.5歳。
元号が平成に変わる頃(1990年)になると、男性は75.92歳、女性は81.90歳まで平均寿命が延びています。
さらに、2070年には男性で85.89歳、女性で91.94歳となる見込みです。

このグラフからもわかるように、昔は定年後の期間が短かったため老後の準備も比較的シンプルでした。
しかし現在では、60歳で退職しても20〜30年以上人生が続くことも珍しくありません。

そのため、

  • 医療
  • 介護
  • 相続
  • お墓
  • 老後資金

について事前に考える必要性が高まっています。

少子高齢化が進んでいる

日本は世界でも有数の高齢化社会です。
2025年時点では65歳以上が人口の約29%を占めています。

※総務省統計局の人口推計 2025年(令和7年)11月報

子どもの数が減り、高齢者が増える社会では、家族だけで老後を支えることが難しくなります。

そのため、自分自身で準備する「終活」の重要性が高まっているのです。

終活はいつから始めるべき?

結論からいうと、終活は元気なうちに始めるのが理想で、特におすすめなのは60代です。

60代は、

  • 判断能力が十分ある
  • 体力もまだある
  • 家族と話し合う時間が取れる

というメリットがあります。

70代、80代になってから始めても良いのですが、中には病気や認知症、体力低下などで思うように進まないケースもあります。

終活は「人生の最終準備」ではなく「人生の後半戦を充実させるための準備」と考えるとよいでしょう。

終活が必要な5つの理由

1. 家族の負担を減らせる
相続や葬儀の希望がわからないと、残された家族は大きな負担を抱えます。
ご本人が亡くなった後に、自分たちがした選択は正しかったのか…と悩んだり、後悔したりすることもあるのです。
事前に自分の希望を書き残すことで家族も安心できます。

2. 財産トラブルを防げる
相続トラブルは資産家だけの問題でしょう?と思われる方も多いかもしれませんね。
しかし実際は、全体の割合では遺産額1000万円以下が33%、1000~5000万円以下が43%と、遺産額5000万円以下の世帯が全体の7割以上をしめているのです。
(※令和3年度司法統計年報/家事事件編より)
このように、預金や不動産が少額でも揉めるケースがあるため、事前に自分の希望をしっかりと遺しておくことがトラブルを防ぐことに繋がります。

3. 医療・介護の希望を伝えられる
延命治療や介護施設について、自分の意思を明確にできます。
私の祖父母は終活をしておりませんでした。
そのため、末期がんの最期の選択や認知症が酷くなった後の生活について、家族は長い間「この選択で良かったのだろうか」…と悩み続けていました。
自分の最期を自分で決めておくことは尊厳を守る上でも大切なことです。

4. 不要なモノを整理できる
自分が亡くなった後に遺されたモノを整理し、処分しなければならないことは時間的、身体的、精神的、そして金銭的にも多くの負担が生じることになります。
生前整理を進めることで、モノにつまずくなど思わぬ転倒などのケガのリスクも軽減しますし、生活空間もスッキリして気持ちよく生活することができます。

5. 今後の人生を前向きに過ごせる
終活をすると「やるべきことが整理できた」という安心感が生まれます。
終活を始めたことで、旅行や趣味を楽しむようになったという人も少なくありません。

終活初心者は何から始めればいい?

エンディングノートを書く
最初の一歩として最もおすすめです。

  • 家族へのメッセージ
  • 財産情報
  • 医療の希望
  • 葬儀の希望

などを書き残せます。

財産を整理する

  • 銀行口座
  • 保険
  • 不動産
  • 年金

などを一覧にしておきましょう。

家族と話し合う
終活は一人で進めるものではありません。
面と向かって話すには重い…と思われる場合には、何気ない時間、例えば車を運転している時や食事中などに、貴重品の保管場所や自分の希望などを伝えてみるのも良いでしょう。
普段から家族と情報共有しておくことが重要です。

一人で悩まず専門家に相談する方法もある

終活は早く始めるほど選択肢が広がることはわかったけど、何から手を付ければいいかわからない…
相続やお墓の知識がない…
家族に相談しづらい…
という方も多いでしょう。

そのような場合は、終活サポートサービスを利用する方法もあります。

終活の専門家に相談することで、
緊急時の連絡先の確保や相続準備、
重度の認知症になってしまった場合の対策や葬儀やお墓の相談までをノンストップでサポートしてもらうことができます。

とはいえ、いきなり相談するのは不安という方もいるでしょう。
そのような方には、まず無料資料請求がおすすめです。

資料を見ることで、
終活で何を準備するのか、
どのようなサポートが受けられるのか
自分に必要な終活は何かを具体的にイメージできるようになります。

まずは情報収集から始めて、安心できる老後の準備を進めていきましょう!


よくある質問(FAQ)

Q. 終活は何歳から始めればいいですか?
一般的には60代から始める方が多いですが、健康なうちであれば早いほど良いとされています。

Q. 終活はお金がかかりますか?
エンディングノート作成や情報整理はいつからでもお金をかけずに始めることができます。
遺言書の作成や死後事務などもお願いしたいという場合には、サポートをご紹介することができますので、ご希望の方はお気軽にご相談ください。
ご相談にお金はかかりません。

Q. 終活は一人暮らしでも必要ですか?
むしろ一人暮らしの方ほど重要です。
緊急連絡先や財産情報を整理しておくと万が一のことがあっても安心です。

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箭内愛実
専門家

箭内愛実(整理収納アドバイザー、家事代行サービス、講師業)

Mono×coco

「モノとココロと人生を整える」をコンセプトに、整理収納、家事代行、終活支援サービスを提供。心理学の学びを生かして一人一人の思いに寄り添い、自分らしく生きる未来づくりを支援します。

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