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司法書士・行政書士・社会保険労務士のトリプルライセンスで法務手続を一括でお引き受け

企業法務と遺産整理手続のワンストップサービスを提供するプロ

髙松佳樹

企業法務と遺産整理手続のワンストップサービスを提供するプロ 髙松佳樹さん
髙松佳樹さんセミナー風景

#chapter1

企業と人に寄り添い、支援する伴走者でありたい。地域密着の法の専門家

 「お客さまにとって最適なサービスを提供したい。その手段としての3つの資格です」と、人事・法務コンサルティング 髙松事務所代表の髙松佳樹さん。青森県上北郡の中央に位置する東北町で、2017年に開業しました。
 
 土地・建物、会社・各種法人の登記や、相続・遺言関連業務など幅広く行う司法書士と、各種行政機関に提出する書類作成や手続代行に携わる行政書士。
そして企業につきものの労働・社会保険関連業務や、年金のプロフェッショナルでもある社会保険労務士。
専門分野の違う法務を一手に引き受けられるのが、髙松さんの強みです。ワンストップサービスにより法人・個人の依頼者は個別に専門家を探す手間から解放され、安心して相談できます。

 青森・岩手両県の顧客のもとを飛び回る髙松さん。法人に対しては設立登記から労務管理、給与計算、万が一トラブルが発生した際の和解手続まで担当し、「経営者に寄り添い、支援する伴走者でありたいですね」と話します。

 一方、個人の依頼では遺産整理が多いとか。
「故人が亡くなって半年ほどの間に銀行口座の解約、不動産や自動車の名義変更、年金手続きなどをすることになるのですが、一番辛い時期に煩雑な手続をするのは大変ですよね。まして遠方にお住いの場合はなおさら。以前、故人の相続人が首都圏在住というケースがあり、書類を郵送でやり取りするなど、できる限りご負担の少ないよう手続きしました。全てを終えた後、『ありがとう。おかげで仕事を何度も休まずに済んだし、気持ちも楽になった』とお電話をいただいて。思わず胸が熱くなりました」

#chapter2

甲子園出場と民間・行政への就職。多彩な経験から得た思いやりとバランス感覚

 生まれ育った東北町で開業した髙松さん。幼い頃から地元で事業を興そうと考えていましたが、中学卒業後にいったん町を離れています。大好きな野球に打ち込める環境を求めてのことでした。

 強豪の盛岡大付属高校に入学し、3年時には甲子園に出場。事務所のデスクには、小瓶に納まった甲子園の土が置かれています。
「3万人の視線を浴びて打席に立って、ヒットを打った。あのときのことは今も思い出します。顧問先企業や公的機関の依頼でセミナー講師をする機会も多いのですが、数百人を前にして話す場面でも物怖じしないのは、甲子園のおかげですね」

 大学卒業後は民間企業に就職。社会保険労務士資格を取得し人事部門で経験を積みました。3年後には日本年金機構へ転職し年金関連業務に従事。民間から公法人に入ったことで、「行政職員の気持ちや立場が分かるようになりました」といいます。
 
 そして2017年、正社員として働きながら地道に学習を継続し、司法書士試験に合格。ついに夢を叶え、ふるさとに事務所を構えました。
「法律は万能ではありません。法律だけ知っていても、人の心を思いやり、動かせなければ物事は進まない。私は民間企業と行政機関に勤め、今は個人事業主。社会経験の中で色々な立場を理解し、その上で落としどころというか、適切な着地点を見つけるバランス感覚が培われた気がしています」

髙松佳樹さん商談風景

#chapter3

「青森で一番の法務事務所」を目指して。コンサル会社設立でサービスをより多角的に

 取材中、髙松さんに1本の電話が。医療系専門職として働く奥様から、夜勤が終わったとの報告でした。共働きの髙松家では、奥様が不在の夜、長男の食事やお風呂、寝かしつけは髙松さんの担当です。3歳の長男に柔らかいバットを持たせ、野球ごっこをするのが父子の楽しみ。
「事業をしていて良いのは、仕事に都合をつけやすいところ。働き方を提案していく社労士が仕事ばっかりじゃダメですから(笑)」
 
 2019年、経営コンサルティング・給与計算を行う合同会社あかつきコンサルティングを立ち上げた髙松さん。給与を通して経営・労務管理など多角的なアドバイスが可能になるといいます。30代半ば、働き盛りの今の目標を聞いてみると「青森で一番の法務事務所を目指したいですね!」と笑顔で答えてくれました。

「目標は通過点にしないと達成できない。高校野球も同じなのですが、甲子園出場が目標のチームは出場できないのです。甲子園で勝つ、優勝する、そこまでの勢いで頑張って初めて出場できる。だから、東北六県で一番になる!という気持ちでやって初めて地域一番になれるのだと思います」 そう続けた眼差しは、先ほどとは一転、鋭く真剣なものでした。
 
 司法書士会を通じて親子向け法律教室の講師を務め、高校で法律講座を実施するなど、法律の大切さを伝える地域貢献活動にも力を入れている髙松さん。これからもトリプルライセンスを活かした広範な法務知識、多彩な経験に基づくバランス感覚、依頼者の立場に寄り添う暖かなサービスで、北東北の法人・個人の力強い味方となってくれるでしょう。

(取材年月:2019年9月)

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髙松佳樹

企業法務と遺産整理手続のワンストップサービスを提供するプロ

髙松佳樹プロ

司法書士

人事・法務コンサルティング 髙松事務所

民間・行政両方の立場を経験した司法書士・行政書士・社会保険労務士が、3資格の専門知識に基づき創業支援から万一の際の示談、相続・年金手続等を一括でお引き受け。依頼者に寄り添い最良な方針をご提案します。

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