住宅周りの空間を暮らしやすく整えるエクステリア工事のプロ小林太一

住宅周りの空間を暮らしやすく整えるエクステリア工事のプロ

小林太一

プランニングから施工まで自社で担い、プラン変更にも柔軟に対応

　室内を装飾するインテリアに対して、門扉、玄関アプローチ、ウッドデッキやカーポート、外柵、植栽など、住宅周りの空間を作り上げるのがエクステリア（外構）です。

　「私どもは『住まいに緑を、暮らしに豊かさを』をモットーに、エクステリアを演出しています。『コンクリートでスタイリッシュにしたい』『目隠しのフェンスが欲しい』『ドッグランを作りたい』など、お客さまの『したい！』をかなえます」

　そう話すのは「小林造設」の代表・小林太一さん。事業所を置く青森県上北郡を中心に、三沢市、十和田市、八戸市といった周辺エリアでサービスを展開。約10人の従業員を率い、企画から工事まで一貫して、施工技術者でもある小林さんと自社の設計担当や職人が携わります。

　「現地へ伺って調査とお打ち合わせを行った上で、プランをご提案します。実際に現場を担う私自身が最後まで責任を持ってサポートし、少数スタッフだからこそできる細やかな対応を心掛けています」

　具体的にイメージできるよう、希望者には無料で3Dの完成予想図を作成。変更にも柔軟に応じ、過去には20回以上も図面と見積もりを出し直したことがあるとか。
　「5回目以降の修正は契約意思のある方のみとさせていただいておりますが、料金はいただいていません。お客さまの前向きな気持ちを大切にし、お気軽にご相談いただきたいという思いからです」

　着工後も要望があれば現場に反映。施主が後悔を残さず、心から満足してもらうため、「私たちにできうることをします」と力を込めます。

水はけなど見えないところにまでこだわり、妥協せずクオリティーを追求

　同社は、庭師だった小林さんの父親が1995年に設立。植栽や樹木の剪定を行う造園業や、地盤を構成して地面をならす道路整備などの公共土木工事で実績を上げ、2020年にエクステリア事業を立ち上げました。

　「お客さまから多く寄せられるのが、『水はけの悪さを何とかしたい』というお悩みです。そもそも土地が道路より低いなどの問題を抱えているケースもあります。土壌を改良して表面に水がたまらないように勾配を設けたり、水を浸透しやすくして集める仕組みを施したりします。『エクステリアの命』と言ってもいい水対策には、土木の知見が大いに役立っています」

　雨の日に滑って転倒したり、ぬかるみに足をとられたりすることがないよう、排水性に配慮するなど見えないところにまでこだわり、妥協せずにクオリティーを追求。将来を見据え、メンテナンスのしやすい庭づくりにも力を入れます。

　「例えば、天然芝を敷くと青々としてきれいですが、維持に手間がかかります。当方は芝生の特性について熟知しており、敷設も承っていますが、ケアの大変さを知っているので正直にお伝えしています。代わりに、質感や耐久性に優れた人工芝を取り入れるのも一案です」

　小林さんは公園の緑地管理の経験があり、見た目の良さだけでなく扱いやすさも重視しています。「シンボルツリーを植えたい」といった場合には、丈夫で育ちやすい樹種を紹介。引き渡し後は、庭木の手入れのようなアフターフォローにも応じています。

笑顔で顧客が話しかけやすい雰囲気作り。左官を取り入れた外構工事にも挑戦

　誠実かつ的確なアドバイスと緻密な計画、正確な技術力は口コミで評判を呼び、エクステリア事業開始から約4年で売り上げの約8割を占めるまでに成長しました。
　「全ての現場で100点満点を目指しているので神経を使うことも多いですが、『小林造設さんにお願いしてよかった』というお客さまの言葉が何よりうれしいです」

　他にも顧客からは、「先々の心配ごとにも親身に相談に乗ってくれた」「調和がとれて美しく、庭を見るのが楽しくなった」「長持ちするよう気を配ってもらえた」といった声が届いているそう。

　特長的なのが、「スタッフの方々の雰囲気が良く、話しやすかった」という感想。「従業員には『笑顔で仕事をしよう』と日々伝えています。笑って働く方が楽しいし、チームワークもうまくいく。仕上がりの良さにもつながってくるんですよ」と語ります。

　多くの施主から喜びの声が寄せられる中、「まだまだやれることがある。これからも施工品質を向上させていきたい」と意気込む小林さん。今後はデザインの幅を広げ、ハイグレードな外構工事にも挑戦していきたいと言います。

　「伝統的な日本庭園の整備や、左官が手作業で塗り上げる門柱など、お付き合いがある熟練の職人さんたちの力も借りながら、高い要求にも応えられるようにしていきたいですね。エクステリアはもう一つのリビングともいえる場所で、生活に彩りを与えます。お客さまの思いに寄り添い、理想にかなったお庭を作りますので、ぜひお問い合わせください」

（取材年月：2024年2月）

施主の「したい！」をかなえ、暮らしを豊かに彩るエクステリアを演出

プランニングから施工まで自社で担い、プラン変更にも柔軟に対応

水はけなど見えないところにまでこだわり、妥協せずクオリティーを追求

笑顔で顧客が話しかけやすい雰囲気作り。左官を取り入れた外構工事にも挑戦

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