新築からリフォームまで幅広く暮らしを支えるプロ
鶴谷保文
Mybestpro Interview
新築からリフォームまで幅広く暮らしを支えるプロ
鶴谷保文
#chapter1
「つるや建築工房株式会社」代表取締役 鶴谷保文さんが自身の会社を設立したのは、平成21年のことです。13年間勤めていた建設会社の頃からの顧客の紹介物件やメンテナンスの仕事を個人で対応していました。お客様と信頼関係を築き、長いお付き合いをして頂くためにその頃から心掛けているのは、「設計の際には常にお客様の目線に立ち、問題点を共有して解決して行くこと。」「見積りは出来る限り詳細かつ明確に作成し、本当に納得して頂ける価格でご提案すること。」「完工後も責任を持ってアフターサービスやメンテナンスに努めること」だそうです。
新築直後は、勿論皆さんに喜んでもらえます。打ち合わせを重ね、顧客に満足して頂けることを願って完工に至った成果であり証しだとも言えます。しかし、鶴谷さんの熱意はここから始まります。実際に1年を通して暮らしてもらい、春夏秋冬それぞれの季節ならではの問題点はなかったのか、特に冬場の雪対策は十分だったのか、挨拶を兼ねて暮らし向きの確認を重ねているそうです。顧客との会話の中から建てた当時は気付かなかったことや、もっと便利に暮らせるのではというヒントが生まれることも多いそうです。顧客の家族の中でも特に、家庭を預かる奥さんの意見を大切にしています。そんな小さな気遣いを重ねることが信頼につながるといいます。
#chapter2
10年間にわたり総合病院の営繕担当を勤めたことがあり、その時に培った経験が今の仕事に生かされてます。と語る鶴谷さん。病院施設では通院または入院する患者さんの安全が第一であり、医師や看護師などの関係者が使いやすい環境が求められます。普段の暮らしでは求められない施設の改善や改良にも対応する柔軟さが必要だったと振り返ります。顧客目線を大切にしたいという姿勢はその時代に身についたものでしょう。
鶴谷さんは、設計図面の作成、現場の進捗管理、資材の調達、顧客との打ち合わせと最初の訪問から物件の受渡しまで一環して対応しています。また、高校の同窓生で結成したスポーツ愛好会の事務局を努めていて、雪が消える3月下旬から走り込み、シーズンに備えます。目指すものがあるということが鶴谷さんの多忙な業務を支える糧になっていると感じました。「スポーツで鍛えた体と精神力で何事も頑張れます」と笑顔です。
社名に「工房」と付けたのは、モノ作りが好きだという姿勢を表現したかったからだそうです。会社のロゴマークには、顧客と鶴谷さんが共に成長しながら大きな満足感で一つに結ばれる姿が表現されています。家を「建てる」というよりも「心をこめて作る」という鶴谷さんの思いが窺えます。
#chapter3
家電量販店の株式会社ヤマダ電機のグループ会社「現:株式会社ヤマダ・エスバイエルホーム」の代理店となったのは、平成24年のことでした。木質パネルのよる注文住宅事業を全国に展開する「エス・バイ・エル」の青森地区と西北五地区を受け持つ代理店となったのは、鶴谷さんの熱意と偶然が交錯したものでした。
特にデザインが気に入り「SXL」のウェブサイトを時々閲覧、参考にしていたのですが、仙台に住宅展示場とショールームがあると知り、実際に見てみたい、直接感じてみたいと思った鶴谷さん。訪れた際そこで「SXL」の役員と会う機会を得ることになります。「SXL」のデザインや機能性が気に入っていることを熱く語る鶴谷さんに、その場でフランチャイズ加盟の誘いがあったそうです。
「SXL」は、工法の基本などを採用していれば、デザインや間取りの変更が出来、地元業者から建材を購入することも可能だという自由度についても、説明を受けました。先方も事業拡大拡張のため青森への足がかりを模索しているというタイミングの妙も幸いしたかも知れません。
当時は、鶴谷さん一人の個人事務所だったにも関わらず法人化を条件にフランチャイズ加盟は進められ、審査を通過することが出来ました。勿論、担当者の強力なバックアップもあったのだとは思いますが、作ることの熱意、住まいづくりへの意欲が認められた、忘れられない日だったそうです。八戸・弘前に続き青森県内で3店目となることができました。次の目標は地元の展示場を作ることで、工法の特徴を実感して欲しいといいます。
(取材年月:2012年12月)
リンクをコピーしました
Profile
新築からリフォームまで幅広く暮らしを支えるプロ
鶴谷保文プロ
建築家
つるや建築工房株式会社
新築直後に喜んでもらえるよりも、1年住んでみて、季節ごとに新しい発見がある、喜びが見つかる家づくりを心がけています。暮らし向きを聞きながら、メンテナンスを加えて満足度を高めるようにしています。
\ 詳しいプロフィールやコラムをチェック /
掲載専門家について
マイベストプロ青森に掲載されている専門家は、新聞社・放送局の広告審査基準に基づいた一定の基準を満たした方たちです。 審査基準は、業界における専門的な知識・技術を有していること、プロフェッショナルとして活動していること、適切な資格や許認可を取得していること、消費者に安心してご利用いただけるよう一定の信頼性・実績を有していること、 プロとしての倫理観・社会的責任を理解し、適切な行動ができることとし、人となり、仕事への考え方、取り組み方などをお聞きした上で、基準を満たした方のみを掲載しています。 インタビュー記事は、株式会社ファーストブランド・マイベストプロ事務局、または青森放送が取材しています。[→審査基準]