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地域に密着した「作業服の社長さん」が快適な住まいづくりをサポート

地域に密着した家づくりのプロ

豊嶋俊文

豊嶋俊文 とよしまとしふみ
豊嶋俊文 とよしまとしふみ

#chapter1

厳しい寒さに対応できるように、断熱性と気密性を備えた「ジョイコス住宅システム」を採用

 「マイホームはご家族が集い、暮らしを営む大切な場所です。お客さまの理想をかなえられるように、ご相談にはじまり、打ち合わせから敷地調査、プランニング、着工、引き渡しまで一貫して私が行います」

 そう話すのは、「豊嶋建築」の豊嶋俊文さん。大工職人としてスタートし、建築業界三十余年の実績を持ちます。
 「当方では、頻発している自然災害に対抗するため、耐久力のあるレジリエンス住宅の視点から家づくりをしています。また、北国青森という土地柄を考慮し、耐寒性に優れた住宅で光熱費を抑え、家計の負担軽減にもつなげたいと考えています」

 豊嶋さんのもとでは、日本の気候風土に応じて発展した木造軸組工法でしっかりと骨組みを構成。省エネルギーと快適な住空間を実現するため、2004年から「チャコの家」と呼ばれる「ジョイコス住宅システム」も採用しています。

 「炭化コルクやウレタンで構成される断熱パネルと、熱を逃がしにくい樹脂製のサッシにより高い断熱性と気密性を目指します。2018年に私どもが施工した家は、『気密測定コンテスト』で優秀賞に選ばれました。チャコ(炭)は、調湿性や吸臭性、吸音性などを備えているのも特長です」

 自ら現地に赴き、顧客目線で丁寧に工程を進める姿勢を大切に、新築やリフォームに対応。寒さの厳しい青森に適した住まいを手掛けています。

 「家は、住み始めて2年ほどたってから真価が問われます。お客さまが、春夏秋冬、季節を問わず心地よく過ごされている様子を思い浮かべながら、業務に励んでいます」

#chapter2

納得できる家を提供するため、室内の暖かさなどを体験できる住宅見学会なども開催

 豊嶋さんが現在の道に進んだのは24歳のとき。地元の工務店に入り、大工の修業を始めます。仕事も任され、建築の面白みが分かりかけたときに、師匠として慕っていた社長が急死。その後、他の会社にも勤務しましたが、そこでの家づくりに違和感を覚えます。苦悩する中、亡くなった恩師の奥さんの後押しもあり、2002年、38歳で独立しました。

 「お客さまも自分自身も納得できる、いい住まいを提供したいという思いが根本にあります。お客さまの期待に応えるためには、とにかく現場に顔を出す。常に状況を把握し、的確な指示を出すという現場主義を貫いています」

 機能性が高い「ジョイコス住宅」の普及にも力を入れる豊嶋さんは、妻の宣子さんと住宅見学会などを開催。実際に暖かさなどを体験してもらうことで、その魅力が多くの人に口コミで広がりました。

 また、住宅のことや日々の活動、地域情報などをつづった冊子「豊建だより」は累計19号を発行。宣子さんが作成し、施主とコミュニケーションを深めるきっかけになり「次はいつ発行ですか。楽しにしています」などの声も多く、受注につながった例もあるそうです。

 「とにかく、お客さまにもまわりのスタッフにも恵まれています。病気療養で入院生活を余儀なくされたこともありますが、協力業者さんや職人さんらが率先して動いてくれて、工事などを滞りなく進めてくれました。妥協を許さず、誠心誠意で努める私の理念を理解し、きちんと実行に移してくれる仲間たちは私の宝であり、自慢です」

豊嶋俊文 とよしまとしふみ

#chapter3

災害時の備えとしても、エネルギーを創出する太陽光発電や蓄電システムを

 豊嶋さんは地震などの緊急時に向けて、太陽光発電や蓄電システムも積極的に導入しています。
 「蓄えた電力で、災害時にも一週間ほどは生活することができます。太陽の熱を利用してエネルギーを創出することは、温室効果ガスの排出量を削減し、脱炭素化を推進するカーボンニュートラルにも貢献できます」

 環境に配慮しながらも、ぬくもりあふれる住まいを提案していきたいと願う豊嶋さん。さまざまな実務を担い、奔走する姿から、「背広ではなく作業着の似合う社長さん」として地元の人たちに親しまれているそうです。
 「ひとえに、お客さまに満足していただきたい一心です。それぞれのご要望や思いをくみ取り、私どもが培った知見を駆使して、夢をカタチにするお手伝いをいたします」と力を込めます。

 「また建物が完成したら終わりではなく、新居に移られてからもお付き合いは続きます。不具合などがあればメンテナンスいたしますので、困り事があればいつでもお声掛けください。リフォームも含め、一から家を作り上げた私どもが、不便や不安のない毎日を送れるよう、長きにわたって見守ります」

 新しい工法を柔軟に取り入れながらも、基本に忠実に。ぶれることなく、「みなさまに喜んでいただける『いいもの』を追求していきたい」と意欲を語ります。

 「すべてはお客さまの笑顔を見るため。一軒一軒、誠実に取り組みますので、私どもと一緒に家づくりをしましょう」と呼び掛け、今日も作業服で現場に向かいます。

(取材年月:2022年12月)

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専門家プロフィール

豊嶋俊文

地域に密着した家づくりのプロ

豊嶋俊文プロ

建築業

豊嶋建築株式会社

環境にも・ひとにも・家計にも・優しい家。SDGsな家。北国に考慮し、吟味した工法で耐寒性の高い家。床暖房のいらない室内設備による、光熱費を抑える事で、住宅ローンのなどの負担軽減につなげます。

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