ドローン活用による災害時連携の深化:捜索訓練から見えた実践的な備え
ドローンと聞くと、どうしても「仕事で使うもの」「特別な技術が必要な機械」という印象を持たれる方が多いかもしれません。
けれども、先日行われた横浜町教育委員会主催の体験会では、そのイメージががらりと変わる光景が広がっていました。親子が一緒に笑いながら操縦に挑戦する姿は、まさに“次世代の学び”そのものでした。
この体験会には多くのご家族が参加されました。ドローンは今や、点検や撮影といった産業用途だけでなく、教育や家庭の中でも楽しみながら学べるツールとして注目されています。親子で同じ体験をすることで、「ドローンは難しい」「危ない」といった先入観が薄れ、テクノロジーへの興味が自然と生まれていきます。実際に参加された保護者の方々からは「思ったより簡単に飛ばせた」「子どもの方が上達が早くて驚いた」といった感想が寄せられました。
当日は「風船割り大会」や「ボール落とし大会」、そしてシミュレーターを使った操縦体験など、多彩なプログラムが行われました。特に印象的だったのは、昨年も参加した子どもたちの成長ぶりです。彼らはゲームのような感覚で操縦し、集中力と判断力を発揮していました。親子対決では会場が大いに盛り上がり、勝者にはトイドローンが贈られるなど、笑顔が絶えない一日となりました。学びと遊びが一体となったこの体験が、テクノロジーへの苦手意識を減らす第一歩になると感じます。
私自身、日頃から講習や点検の現場で多くの方にドローンを教えていますが、「早く触れた人ほど応用力が高い」と実感しています。小さいうちからドローンに慣れ親しんでおくことで、将来ドローンが当たり前に使われる社会に自然と適応できるはずです。親子での体験は家庭の会話にも新しい話題を生み、教育的にも非常に価値のある取り組みだと思います。
ドローンは、遊びと学びをつなぐ架け橋です。今回の体験会を通して、地域のつながりと次世代教育の可能性をあらためて感じました。これからも、親子で楽しめるイベントや初心者向け講習を企画していきます。興味のある方は、ぜひ次回の体験会にご参加ください。



