PROFESSIONAL
STORIES

Mybestpro Interview

無料の相談窓口「住宅の相談窓口」を開設し、マイホームを建てたい・買いたい・売りたい人をサポート

住宅の知識を授け中立の立場でアドバイスする不動産相談のプロ

角田大輔

角田大輔 かくただいすけ
角田大輔 かくただいすけ

#chapter1

物件選びや予算の立て方。住宅・不動産の知識を授け中立の立場でアドバイス

 「人生で最も高い買い物と言われるマイホーム。失敗したくないという願いに反し『ローンの負担が重く生活が楽しめない』『予算を抑えたら住空間が狭く、収納が少なくなり、快適とは言い難い』など、後悔する方が一定数いるのが現実です」と話すのは、青森市で住宅の相談窓口を運営する「株式会社アールイークレスト」代表取締役の角田大輔さん。独立前は住宅営業として、十年余りで130組以上の注文住宅を担当してきました。

 「お話しした800組以上のお客さまのほとんどが『知識が無いので教えてもらいながら家づくりをしたい』とおっしゃいました。しかし残念ながら、営業担当者から知識を教えてもらえる可能性は低い。理由は売ることが最優先になってしまうことが多いからです」

 「お客さまの立場に立ってアドバイスする専門家が必要」と考えた角田さん。住宅メーカーとは一線を画す中立の立場の不動産エージェントとして、2023年から無料の相談窓口を開設しました。予算の組み方や物件の選び方、土地探し、住宅ローンのアドバイス・手続き、物件や住宅会社の紹介までサポートします。

 「好みのデザインや間取りといったご要望を聞き取った上で、適正価格で具現化してくれる住宅会社や、理想に適した物件をご紹介しています。新築と中古、それぞれのメリットとデメリットを分かりやすく比較検討し、物件選びの参考にしてもらえます。リノベーションにあたっても、施工業者を選定します」

 納得がいく住まいを実現するために、ハウスメーカーや不動産会社に行く前に窓口を利用してもらうことを新たなスタンダードにしたいと力を込めます。

#chapter2

「ズルくないと家は売れない」に反発。正直・誠実を貫きトップセールスマンに

 角田さんは、都内のマンション管理会社などを経て青森県にUターン。28歳で住宅会社の営業職に就きます。当初はなかなか契約できず、上司に相談すると衝撃的な言葉を掛けられました。

 「『もっとズルくならないと売れないよ』と。会社に不利なことは伏せて、契約後は顧客と関わらない。家は家族が生涯にわたり過ごす場なのに、あまりに不誠実だと思いました」

 都合の悪いことは隠すやり方に反発し、孤軍奮闘していたある日、1組の夫婦が展示場を訪れました。
予算は2500万円。会社の販売価格は3200万円。角田さんは、どんな住まいを望んでいるのか、予算の根拠などをヒアリングし、「当社より安い会社もある」「中古住宅という方法もある」と選択肢を提示しました。

 「後日、お客さまから『御社で、3200万円でお願いしたい』と連絡を受けました。『実直に向き合い、良いことも悪いことも話してくれたから安心できた』というお言葉をいただき、正直・誠実が一番と確信しました」

 在職中は年に平均10組以上の新築住宅を受託。トップセールスマンとなり管理職も任されましたが、「住宅を買ってもらうのではなく、お客さまの実現したい暮らしを一緒に考え、提案することこそ不動産営業の本懐」との信念を貫くため独立を選びます。

 「お客さま満足度ナンバーワンの不動産エージェントに、という決意を込め、英語で“不動産”を表す“Real estate”と“頂点”を表す“CREST”を組み合わせて社名を『ReCREST』としました」

角田大輔 かくただいすけ

#chapter3

ローンが残る持ち家をどうする? 離婚時の住宅問題にも数多く対応し売却へ

 2022年の厚生労働省の統計によれば、別居時の年齢別離婚率は夫婦とも30〜34歳が最も高く、同居期間別に見ると同居5年未満での離婚が最も多くなっています。角田さんのもとにも、離婚に伴う住宅の扱いについて多くの相談が寄せられます。

 「夫婦でペアローンを組み、清算を希望される方がほとんど。築浅できれいな物件が多いものの、売却まで時間がかかったり、大幅な値下げを余儀なくされることも少なくありません」

 「売りに出して1年も買い手が現れず、返済を続けている」との声を受け、物件紹介サイトに掲載する画像やコメントを変更し、SNS上でルームツアーなどを行ったところ、2カ月で売却できたケースも。
 「築年数が浅く、コンディションが良い中古住宅は、新築よりお得に購入できるのがメリットです。売りたい方と買いたい方のマッチングは、物件の魅力をいかに丁寧にお伝えできるかにかかっています」

 「マイホームが欲しい」「離婚や転勤などでローン残債がある自宅を売却したい」「相続した不動産を処分したい」など。どんな相談でも大切なのは「1組1組のお客さまのお話に耳を傾けること」と言います。

 「住宅は、望む暮らしをかなえるための手段。“どんな家で暮らすか”より“どう暮らしたいか”に焦点を当て、物件の選び方や予算の立て方、ローンの仕組みといった知識を提供し、お客さま一人一人の状況に合わせた選択肢をご案内するプロセスで、幸せに暮らす人を増やしたいですね」

(取材年月:2024年9月)

リンクをコピーしました

Profile

専門家プロフィール

角田大輔

住宅の知識を授け中立の立場でアドバイスする不動産相談のプロ

角田大輔プロ

不動産エージェント

株式会社アールイークレスト

住宅を建てたい・買いたい・売りたい方が“ハウスメーカー・不動産会社に行く前に相談をする”ことを新たなスタンダードに。経験豊富な不動産エージェントがかなえたい暮らしを共に考え、中立の立場で助言します。

\ 詳しいプロフィールやコラムをチェック /

掲載専門家について

マイベストプロ青森に掲載されている専門家は、新聞社・放送局の広告審査基準に基づいた一定の基準を満たした方たちです。 審査基準は、業界における専門的な知識・技術を有していること、プロフェッショナルとして活動していること、適切な資格や許認可を取得していること、消費者に安心してご利用いただけるよう一定の信頼性・実績を有していること、 プロとしての倫理観・社会的責任を理解し、適切な行動ができることとし、人となり、仕事への考え方、取り組み方などをお聞きした上で、基準を満たした方のみを掲載しています。 インタビュー記事は、株式会社ファーストブランド・マイベストプロ事務局、または青森放送が取材しています。[→審査基準

MYBESTPRO