PROFESSIONAL
STORIES

Mybestpro Interview

「お客さまのご要望にお応えする住まいづくり」をコンセプトに、設計・施工管理を一貫

現場経験を生かして設計、施工を一貫して担う家づくりのプロ

太田伸夫

太田伸夫 おおたのぶお

#chapter1

自ら現場へ赴いてかなえたい夢を聞き取り、図面を引き、細やかに反映

 「お客さまのご要望にお応えする住まいづくり」をコンセプトに掲げる、青森県弘前市の「オンハウス」代表・太田伸夫さん。一戸建て住宅をはじめ、アパートや店舗、倉庫などの設計・施工管理を担い、新築・増改築に伴う確認申請、構造などが基準に適合しているかを確認する中間・完了検査も代行しています。

 「私は建築士ですが、現場に行きますし、屋根に上がることもあります。かつて勤めていた会社の社長から受けた『現場は生き物だから毎日変わる。予期せぬ事柄に対応するためにも、できるだけ現場に行け』という教えを守っています」

 業界では営業と現場の分業が一般的ですが、自ら顧客のもとへ赴いてかなえたい夢などを聞き取り、図面を引き、細部に至るまで希望を反映。木のぬくもりに満ちたナチュラルな風合い、シンプルモダンなデザイン、落ち着きのある和風など、多彩な住まいを展開しています。

 「予算も含めプランができるのを待つ時間は、長く感じられるものです。お客さまがご不安な思いをしないよう、リフォームの見積もりであれば、1週間を目安にお届けするようにしています」

 地域密着で活動する中でこだわっているのがスピード感。特に住みながら作業するリフォームでは、工期が生活の負担に直結するからです。

 「暮らしの場にお邪魔するので、丁寧かつ迅速に仕上げることを心掛けています。また、こまめに足を運んでお顔を合わせるうちに距離感も縮まり、『ここも直したい』と本音を打ち明けてくださいます。お客さまとコミュニケーションを深めることが、納得できる家づくりにつながっています」

#chapter2

製図、融資手続き、現場・資金管理まで家づくりの工程を学び独立

 弘前市で生まれ育った太田さん。幼少期からものづくりが好きで、弘前工業高校建築科へ進学。卒業後は建設会社に入社しますが、1年目で倒産するという波乱のスタートでした。家業の手伝いと大工のアルバイトを掛け持ちした後、勤めた会社では来る日も来る日も現場に明け暮れました。

 「当時は休みが少なく、額に汗して働く日々でした。忙しい状況にあっても、業務が終わると仲間3人で集まり、夜遅くまで励まし合いながら二級建築士の資格取得に向けて勉強するのが救いになりましたね。努力のかいがあって合格したことが、建築の道で生きていく覚悟を固めるきっかけになりました」

 設計事務所や複数の建設会社で、営業から製図、融資手続き、現場管理、資金管理まで家づくりの全工程を一人でこなす経験を積み、1995年に33歳で独立。創業当初はまだ普及していなかった3D-CADシステムを、リースでいち早く導入したことも大きな転機となりました。

 「画面上で天井の高さや部屋の奥行きなど、建物の全体を立体的に見てもらえるため、お客さまに完成像が分かりやすいと喜ばれました。イメージを詳細にすり合わせることができ、信頼関係を築く後押しになりましたね」

 地道な歩みの中で、工事代金を踏み倒されたことも。苦境に見舞われ、周囲からは「人を見なさい」と言われたそうです。

 「人を疑いながら仕事をするのは嫌なんです。お声がけくださったお客さまを信じて、真摯(しんし)に向き合う姿勢は今も変わりません」

#chapter3

「早く、きれいに、正確に」をモットーに、アフターフォローにも注力

 「早く、きれいに、正確に」をモットーに、案件に取り組む太田さん。実直な仕事ぶりで、数珠つなぎで依頼が舞い込み、ある地域では一人の紹介から輪が広がり、同じ通りだけで十数件の新築を手掛けたこともあります。

 「住宅は建てて終わりではありません。車と同じで、雨風にさらされ劣化します。私はお引き渡しの際に『10年たったら修繕が必要になる場合もあるので、費用を準備しておいてくださいね』とお伝えしています。皆さん驚かれますが、大切なわが家を美しく、健やかに保つためにお役に立ちたいと考えています」

 新築約200棟、リフォーム約300棟の施工実績を重ね、現在は年間約30件の工事を受託。不具合に対処するため、アフターフォローにも力を入れています。長年付き合いがある不動産会社から賃貸物件のメンテナンスも請け負っていますが、業容を拡大するのは本意ではないと語ります。

 「私の目が届かなくなると、何か問題が起きた時にすぐ駆け付けるのが難しくなります。現状維持で、お客さま一人一人を細やかにサポートしたいと思います」

 理想のマイホームを実現するにあたり、どこに頼めばいいか迷う人も。太田さんは、最初の一歩を踏み出す人にアドバイスを送ります。

 「あれこれ悩むのは当然ですから、ご自身でも少し勉強した上で、大手の会社から地元の工務店まで三つほど直接話を聞いてみてください。対話する中で、お客さまの立場になって親身に寄り添ってくれるパートナーを見つけてほしいですね」

(取材年月:2026年8月)

リンクをコピーしました

Profile

専門家プロフィール

太田伸夫

現場経験を生かして設計、施工を一貫して担う家づくりのプロ

太田伸夫プロ

建築士

有限会社オンハウス

設計士である代表が打ち合わせから図面作成、施工、現場管理まで一貫対応。「現場は生き物」という信念のもと自ら足を運び、大工経験を生かした施工とスピード感のある対応を心掛けています。

\ 詳しいプロフィールやコラムをチェック /

掲載専門家について

マイベストプロ青森に掲載されている専門家は、新聞社・放送局の広告審査基準に基づいた一定の基準を満たした方たちです。 審査基準は、業界における専門的な知識・技術を有していること、プロフェッショナルとして活動していること、適切な資格や許認可を取得していること、消費者に安心してご利用いただけるよう一定の信頼性・実績を有していること、 プロとしての倫理観・社会的責任を理解し、適切な行動ができることとし、人となり、仕事への考え方、取り組み方などをお聞きした上で、基準を満たした方のみを掲載しています。 インタビュー記事は、株式会社ファーストブランド・マイベストプロ事務局、または青森放送が取材しています。[→審査基準]

MYBESTPRO