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伊藤文敦プロのご紹介
つくし学園に来た時点で、もう「引きこもり」ではなくなります(2/3)
年齢の枠を超えた学びを提供し、基礎学力の充実を目指す
寮生活では生徒たちは週に2回、当番を任されて約10人分の食事を用意します。これは単に調理方法を覚えるだけではなく、食事づくりを通して生きる力を育むことも目的のひとつ。そして、朝食の後は教室に移動して、それぞれの能力に合わせた学習に取り組みます。勉強の学び直しも可能で、引きこもりのまま年を重ねた人も小学生の内容からしっかり学ぶことができます。過去に6年間不登校で、高校生の時から入寮した生徒がいて、最初は作文を1行しか書くことができませんでした。しかし、学び直しをすることでA4用紙に2〜3枚の長い文章が書けるように成長して通信制高校を卒業後、希望の大学に進学したそうです。
寮では通信制高校と提携していて、寮で生活をしながら高校卒業を目指すことが可能です。また、小中学生に関してはフリースクールという位置付けなので、在籍する学校の出席扱いとすることができます。大人向けには特別なプログラムを用意しています。長年、家に引きこもっていると、まず声を出すことが難しく、表情も固くなってしまうことが多いそうです。そのため、まずは本の音読やヨガや気功を交えた呼吸法など、発声練習に重点を置きます。そして内観法を取り入れ、まずは家族に感謝の気持ちを伝えることを大切にしています。この感謝の気持ちが社会に出た時に、より強く前に進むための原動力になると考えているからです。
生徒の中には寮生活をしながら通信制高校に通い、アルバイトを頑張っている子も。伊藤さんは朝5時30分に寮を出発する生徒のために、手作りのお弁当を持たせています。忙しい日々の中で生徒のためにお弁当を用意するのは大変ではないかとの質問に、伊藤さんは「生徒が社会に一歩踏み出すことの嬉しさの方が大きい」と優しく微笑みます。
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