スポーツをもっと安全に、もっと強く。歯科医院でつくる本気のマウスピース
こんにちわ。
名古屋市港区のオリーブ歯科こども歯科クリニックです。
「園や歯医者さんではイイ子なのに、家では怪獣みたいになるんです」
これは、当院で保護者の方から非常によく聞くお悩みのひとつです。
同時に、こんなお話もよく伺います。
「先生だと、ちゃんと歯ブラシしてくれるんです」
「ここでは大人しく診療を受けているのに、家では全然やらなくて……」
この時、多くの親御さんがこう感じます。
「どうして外ではできるのに、家ではできないの?」
「私の声かけが悪いの?」
「もしかして、甘やかしすぎている?」
心配しないでください。
これは、しつけの失敗ではありません。
保育園や幼稚園、歯科医院は、
子どもにとって「役割がはっきりした社会の場」です。
園では「園児としての自分」
歯科医院では「患者さんとしての自分」
その場では、
・何をすればよいかがハッキリしている
・大人の希望が分かりやすい
・評価の基準がはっきりしている
そのため、子どもは一時的に「いい子スイッチ」を入れ、
いわば“社会の顔”で頑張ることができます。
歯科医院で歯ブラシができるのも、
「ここではこう振る舞う」という枠組みがハッキリしているからです。
一方、家庭はどうでしょうか。
家庭は、子どもにとって
外の役割を降ろしていい場所
気を抜いていい場所
失敗しても許される場所です。
だからこそ、
家では歯ブラシを嫌がる
言うことを聞かない
感情を爆発させる
これらはすべて、
「ここでは無理をしなくていい」という
親への深い信頼が前提にあります。
もし、家でも歯科医院と同じように
常に緊張し、指示通りに動かなければならないとしたら、
子どもは心も体も休まる時間を失ってしまいます。
専門的には、
外でも家でも常に「できる子」でいようとする状態を
適応過剰と呼びます。
これは、将来的な情緒不安定や自己否定につながるリスクがあるとされています。
つまり、
歯科医院では歯ブラシができる
園ではイイ子
家では甘える・荒れる
この組み合わせは、
発達としては非常に自然で、むしろ健全です。
当院では、こうした行動の背景を
単なる「性格」や「しつけ」の問題としては捉えません。
強い緊張が続く子どもは、
口呼吸、噛みしめ、姿勢の崩れ、睡眠の質低下など、
身体機能のアンバランスを抱えていることも少なくありません。
夕方以降に不機嫌になる、歯磨きを極端に嫌がる、集中力が切れやすい
こうしたサインの裏に、
口腔機能や呼吸の問題が隠れているケースもあります。
ただし、毎日感情をぶつけられる親御さんが限界になるのも当然です。
理屈が分かっていても、つらいものはつらい。
そんな時は、次の3点だけ覚えておいてください。
【怪獣モードの子どもに正論は通じません。】
説得よりも、無言で抱きしめる。
これは最も消耗が少なく、情緒を落ち着かせやすい方法です。
【親自身の疲れは、お子さんに伝えてください。】
「今日は疲れているんだ」
「少し休ませてほしい」
これは弱さではなく、お子さんへの感情の教育になります。
そして、
【家事や完璧さは手放してください。】
この時期は「最低限で十分」です。
笑顔のある家庭環境の方が、お子さんの発達に、はるかに重要です。
家での「怪獣の姿」は、
子どもが家の外で、社会性を身につけるために頑張っている証であり、
親の愛情がきちんと届いている証明でもあります。
私たちオリーブ歯科こども歯科クリニックは、
歯を治すだけでなく、
子どもの心と体の土台を支える医療を目指しています。
歯ブラシのこと、行動のこと、発達のこと。
「こんなこと聞いていいのかな」と思う内容こそ、
どうぞ遠慮なくご相談ください。
私たち、オリーブ歯科こども歯科クリニックは、
親子が少しでも楽に、健やかに成長できるよう、お手伝いさせていただきます。



