国民皆歯科健診と、当院の取り組み
こんにちわ。
名古屋市港区にありますオリーブ歯科こども歯科クリニックです。
本日は当院が患者様に安全な治療を提供するための取り組みについてお話ししたいと思います。
医療の現場において「ミスをしないこと」は当然の前提です。
しかし、どれだけ経験を積んだプロであっても、医療という複雑な作業の連続のなかでは、人の手による限り“ヒューマンエラー”の可能性を完全にゼロにすることはできません。
そこで大切になるのが『事故を起こさない仕組みを、日常からどう作るか』ということです。
医療事故といっても、その内容はさまざまです。
治療部位の取り違えや器具の誤使用、説明の伝達ミスなど、「意図していなかった結果」が起きた時、それは医療事故として扱われます。
歯科では比較的軽度に見えることが多いかもしれませんが、小さなミスの積み重ねが【患者さまの信頼を損なう結果】につながることを、私たちは重く受け止めています。
当院では、医療事故を未然に防ぐため、以下のような取り組みを行っています。
【すべての処置における確認】
治療前後の部位確認や器具・薬剤のチェックを、複数名のスタッフで声に出して行います。
【カルテ記録と説明内容のすり合わせ】
患者さまへの説明とカルテの内容が一致しているかを、スタッフ間で毎回確認しています。
特に外科処置やインプラント、セラミック治療などでは、確認と同意の手順を徹底しています。
【新人・中堅スタッフへの段階別トレーニング】
ヒューマンエラーは経験の浅さだけでなく、「慣れ」によっても起こります。
当院では、新人だけでなく経験年数を問わず、すべてのスタッフに対して定期的な院内研修を実施しています。
【患者さまとのダブルチェック体制】
大切な処置の前には、患者さまご本人にも治療内容や部位を再確認いただき、
「一緒に確認する姿勢」を通じて、患者さまと医院との信頼関係を強めています。
医療に“絶対”はありません。だからこそ私たちは、起きてからではなく、起こさないための努力を惜しみません。
また、何か不安に感じることがあれば、いつでもご遠慮なくお声がけください。
些細な確認が、思わぬ事故を防ぐきっかけになることもあります。
私たちの理念は「歯科医療は、患者さまの人生を幸せにするための手段であるべき」。
そのためには、治療の“技術”だけでなく、“安心”や“安全”も、等しく大切にされるべきだと考えています。
すべての患者さまが、安心して通える歯科医療を。
これからも私たちは、地道な安全対策を積み重ねながら、その信頼に応えていきます。



