連休明けこそ整えたい、生活リズムと子どもの心と体の健康

荒川大輔

荒川大輔

テーマ:院長の独り言

こんにちわ。
名古屋市港区にありますオリーブ歯科こども歯科クリニックです。

楽しいゴールデンウィークが終わり、日常が戻ってきました。
新しい学年や職場、保育園や幼稚園での生活も少しずつ落ち着いてきた頃かと思います。一方で、この5月という時期は、連休明けの疲れや気温の変化などから、「なんとなく調子が出ない」「朝がつらい」「子どもの元気がない」といった声が聞かれることも多くなります。

とくに子どもたちは、大人が思う以上に新生活の刺激や変化に影響を受けています。環境に適応しようとがんばる中で、知らず知らずのうちに疲れが溜まっていたり、生活のリズムが崩れていたりすることが少なくありません。

この時期にこそ、改めて見直したいのが「規則正しい生活」です。

朝決まった時間に起きて、しっかり朝ごはんを食べ、日中は体を動かし、夜はぐっすり眠る――
この基本的な生活サイクルが安定していることは、子どもの心と体の健やかな発達にとって何より大切です。生活リズムが整うと、体調が安定するだけでなく、感情のコントロール、集中力、学習意欲などにも良い影響を与えることが分かっています。

「最近、朝なかなか起きられない」
「夜ふかし気味になっている」
「ごはんを食べるのに時間がかかる」
「なんとなく元気がない」――
そんな変化があれば、それは生活リズムが乱れているサインかもしれません。

また、睡眠や食事といった基本的な生活習慣は、保護者の関わりや家庭での時間の過ごし方と深く結びついています。
忙しい日々の中では難しいかもしれませんが、朝の声かけ、夜の絵本タイム、一緒にごはんを囲むことなど、少しの工夫が子どもの安心感とリズムづくりを大きく支えてくれます。

ちなみに、歯科としての視点で少しだけお話しすると――
実は、「朝食をしっかり噛んで食べる」ことが、その日の集中力やリズムの整いに直結するという報告もあります。噛むことによって脳が刺激され、気持ちの切り替えや覚醒に良い影響を与えるのです。
また、睡眠中の口呼吸や歯ぎしりなどがある場合は、睡眠の質が下がり、日中のパフォーマンスに影響することもあります。
そうしたお悩みにも、歯科でできることがありますので、お気軽にご相談ください。

私たちは、「歯科医療は、患者さまの人生を幸せにするための手段であるべきだ」との理念のもと、治療だけでなく、子どもたちの健やかな毎日を支える存在でありたいと考えています。

この5月、お子さんも保護者の方も、がんばりすぎず、ゆっくりと生活リズムを整えることから始めてみませんか?
“少し立ち止まって整える”ことが、これからの毎日をもっと気持ちよくしてくれるはずです。

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荒川大輔
専門家

荒川大輔(歯科医師)

オリーブ歯科こども歯科クリニック

保険診療から先進的な自由診療まで幅広く対応、家族全員で通える地域のかかりつけ歯科医院です。全身の健康に悪影響を及ぼすお子さんの口腔機能発達不全症の治療に県内外から多くの患者様が通院しております。

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