本当に怖い睡眠障害

こんにちわ。
名古屋市港区にありますオリーブ歯科こども歯科クリニックです。

睡眠は、心と体の健康を支える最も基本的な営みのひとつです。
しかし今、大人にも子どもにも「質の悪い睡眠」が広がりつつあることをご存じでしょうか？
特に“睡眠時無呼吸症候群”と呼ばれる症状は、年齢を問わず見過ごせない問題です。

大人の場合、睡眠中に舌や軟口蓋などが気道を塞ぎ、いびきや無呼吸が起こる睡眠時無呼吸症候群は、高血圧、糖尿病、心疾患、脳卒中のリスクを高め、長期的には死亡率の上昇にも関連する深刻な疾患です。
睡眠時の突然死を引き起こす可能性もあります。
「ただのいびき」と侮ってはいけません。

一方で、最近では子どもにも睡眠障害が急増しています。
原因の一つに挙げられるのが、実は口腔機能の発達不全です。
「口が常に開いている」「鼻が詰まっていて口呼吸になっている」「舌の位置が低い」といった状態が続くと、呼吸が浅くなり、熟睡ができないことがあります。
結果として、子どもが日中に集中できなかったり、情緒が不安定になったり、学力や成長にも影響を及ぼす可能性があるのです。

ここで大切なのは、「歯科ができることがある」という点です。
実は、口腔機能を整えるトレーニングや装置によって、気道の確保や舌の位置の改善を促すことができるため、大人の睡眠時無呼吸症候群だけでなく、子どもの睡眠トラブルにもアプローチが可能です。

私たちは「歯科医療は、患者さまの人生を幸せにするための手段であるべき」との理念のもと、お口から全身の健康を見つめる治療を行っています。
睡眠に悩むすべての方に、「歯科からできることがある」ということを、ぜひ知っていただきたいと思っています。