国民皆歯科健診と、当院の取り組み

こんにちわ。
名古屋市港区にあります、オリーブ歯科こども歯科クリニックです。

「歯科医療は、患者の人生を幸せにするための手段である。」
私たちオリーブ歯科こども歯科クリニックは、この理念を胸に、口から始まる全身の健康を支える医療に取り組んでいます。

近年、日本政府が推進している「国民皆歯科健診」という取り組みをご存知でしょうか。これは、すべての国民が定期的に歯科健診を受ける習慣を持ち、生涯にわたって口腔の健康を守ることを目指す制度です。背景には、歯と口の健康が糖尿病、心疾患、認知症、がんなど、さまざまな全身疾患のリスク低減に深く関与していることが、近年の医学研究で明らかになってきたことがあります。

これまで歯科受診といえば、痛みや不調を感じたときだけというイメージが根強くありました。しかし、口腔内の病気の多くは、症状が出たときにはすでに進行していることが多く、早期発見・早期対応が何よりも重要です。特に歯周病は、静かに進行し、知らないうちに全身に悪影響を及ぼす「サイレントディジーズ」とも呼ばれ、注意が必要です。

子どものうちから口腔管理を習慣化することで、将来のむし歯や歯周病リスクを低減できるだけでなく、免疫力の維持や生活習慣病の予防にもつながります。私たちは、この考え方に基づき、幼児期からの口腔機能育成や食育支援、小児矯正（マイオブレース治療）を積極的に行っています。単なる「歯の治療」ではなく、「未来を守るための健康基盤づくり」としての歯科医療を提供することを大切にしています。

また、当院では、5〜10歳の成長期のお子さまを対象に、食生活、呼吸、姿勢、睡眠習慣に至るまで包括的に支援する「オリーブジーニアスプログラム」もご用意しています。口から始まる全身の健やかな発達を支えるために、歯科の枠を超えた取り組みを続けています。

今後「国民皆歯科健診」が制度化されれば、生涯を通じて口腔の健康を意識し、定期的なケアを受けることがより当たり前の文化になっていくでしょう。その先頭に立って、地域の皆さまの健康を支えていくことこそ、私たちの使命だと考えています。

歯科医院は、単に「痛くなったら行く場所」ではありません。未来の自分自身、そして子どもたちの未来を守るために、今、できることを。
オリーブ歯科こども歯科クリニックは、これからも全心全力で、皆さまの健康を支えるパートナーであり続けます。