形見分けは孫にしても大丈夫? 相続との違いを解説!
故人を亡くし、遺品整理に追われている方へ。
たくさんの思い出の品に囲まれ、何を残すべきか、何を処分すべきか迷っているのではないでしょうか。
遺品整理は、故人への感謝の気持ちを込めて行う大切な作業です。
しかし、同時に、思い出と向き合い、手放す決断をしなければならない、心の負担が大きい作業でもあります。
この記事では、遺品整理で何を残すべきか、何を処分すべきか、具体的な基準と整理のコツを分かりやすく解説します。
□遺品整理で全部捨てるのはNG?残すべきものリスト
故人の遺品整理で何を残すべきか、何を処分すべきか迷う人も多いはず。
ここでは、遺品整理で残すべきものを具体的に解説することで、遺品整理の基準を明確にし、迷いを解消します。
1:お金やお金の権利に関するもの
故人の銀行口座の通帳やカードはもちろんのこと、証券類も保管が必要です。
それぞれ効力があるか確認しておきましょう。
土地の権利書など、再発行できない重要な書類も保管しておきましょう。
2:身分証明書と印鑑
故人の身分証明書は、契約の解約や遺族への返納など、さまざまな手続きに必要となります。
運転免許証、パスポート、保険証など、すべて保管しましょう。
3:カギ類すべて
自宅の鍵だけでなく、貸金庫の鍵や車の鍵など、すべてのカギは保管しておきましょう。
中には、紛失すると開けるのに高額な費用がかかる場合もあります。
4:故人の写真など思い出のもの
故人の写った家族写真、手紙、日記など、二度と手に入らない貴重な思い出の品は大切に保管しましょう。
写真が多い場合は、データ化して保管するのもおすすめです。
写真整理の専門会社に依頼すれば、アルバム化などもできます。
5:売却価値のありそうなもの
遺品の中に、骨董品や美術品、ブランド品など、売却価値のありそうなものがあれば、専門会社に査定してもらいましょう。
お金に換えれば、故人の思い出を形にできます。
□遺品整理で罪悪感を減らす!処分時の5つのポイント
遺品を捨てることに罪悪感を感じてしまう人も多いでしょう。
ここでは、遺品整理で罪悪感を減らすための5つのポイントを紹介することで、整理を進める上での心の負担を軽減し、前向きに遺品整理に取り組めるように促します。
1:すべてを捨てようと考えない
「捨てるべきもの」ではなく「残すもの」という視点を持つことで、気持ちにゆとりが持てます。
故人の愛用品を、誰かに使ってもらうのも良いでしょう。
遺品を寄付したり、買取に出したりすることで、故人の思い出が誰かの役に立つかもしれません。
2:遺品を分類し優先順位をつける
遺品を「必要なもの」「思い出の品」「処分しても良いもの」などに分類し、優先順位をつけましょう。
整理を進めることで、気持ちも整理されていきます。
3:遺品を供養する
写真や人形といった処分しづらい遺品は、神社やお寺で供養してもらいましょう。
遺品整理会社の中には、供養サービスを提供しているところもあります。
4:エンディングノートを参考にする
故人が遺品整理について何か書いていないか、エンディングノートを確認してみましょう。
故人の想いが分かるかもしれません。
5:捨てるべきか悩んだら時間を置いて考える
すぐに決断できない場合は、時間を置いてから改めて判断しましょう。
冷静な気持ちで、故人への感謝の気持ちを忘れずに、整理を進めていきましょう。
□まとめ
遺品整理は、故人との別れを告げる、大切な儀式です。
この記事で紹介した基準とポイントを参考に、罪悪感なく遺品整理を進め、故人への感謝の気持ちを込めて、思い出を未来へと繋げましょう。
なお、当社では皆さまの遺品整理をお手伝いしております。
自分で進めるにはつらいとお悩みの方は、当社にお問い合わせください。