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ワクワクできる明日のために、悩みや課題もエネルギーに変える元気と笑顔をサポート

明日をワクワクしながら生きる元気を引き出す元気プロデューサー

加藤由香

加藤さん正面
加藤さん右

#chapter1

さまざまな立場や年齢層の人々の悩みや課題をエネルギーに変え、“笑顔で今を生きるヒント”を提供

 「元気は愛なんだ」と力強い声をあげるのは、「元気・健康」をテーマに前向きな生き方のコツを届ける“元気プロデューサー”の加藤由香さん。約20年にわたって、愛知県一宮市でスポーツの普及や指導に力を注いできました。

 小中学生のソフトボールスクール「元気ソフトボールアカデミー」と、中高年・高齢者のウオーキング教室などを運営する「NPO法人元気健康活動協会」を集約。2018年に再スタートした「元気アカデミー」の代表でもあります。

 「主な活動は、学生や保護者、ビジネスパーソンを含めさまざまな立場や年齢層の人々に向けて、悩みや課題をエネルギーに変えることです。講演会をメインに、社会生活を営む上で大切な“笑顔で今を生きるヒント”を提供しています」

 「目標設定のポイント」「家庭・学校・職場でのやる気を引き出す指導法」「マイナスをプラスに変える考え方」ほか、リクエストに応えるテーマはさまざま。

 スポーツ活動やフィールドワークに携わりながら、地域グループ、スポーツチームや教育現場、企業・団体へフットワーク軽やかにメッセージを届けます。
  
 独特の飾り気のない語り口に加え、スポーツの実技指導で見せる姿と変わらぬキビキビとしたパフォーマンスは、会場をたちまち活気あふれる空間に。加藤さんの「さあ、口角を上げて声を出してみましょう」というストレートな呼び掛けに、参加者の緊張もほぐれていきます。

 「コロナ禍までは、講演後、皆さんとハイタッチして見送るのがお約束でした。自然に沸いてくるエネルギーを感じてもらえるとうれしいですね」

#chapter2

「闘病体験も新しい人生にトライできるチャンス」と、明日へ向けてワクワクできる生き方を実践

 愛知県のソフトボールの名門校から日本体育大学を経て、教員、運動部指導者と、スポーツウエアで過ごしてきた加藤さん。教員生活15年を過ぎたころから、学校組織の中で指導的立場を任され、スーツに身を押し込んで対外的に動く職務が主となります。

 「広報課長や教頭といった中間管理職に就いてからも、スポーツマインドでがむしゃらに挑み続けるうちに、体が悲鳴をあげたんです。当時生存率30%というステージ4の乳がんでした」

 「かなり厳しい状態と言われましたが、『ピンチはチャンス』と脳内変換するほど能天気な性格のおかげで、入院生活も楽しくかつ忙しく過ごすことができました」

 退院を機にキャリアをリセット。加藤さんらしい姿に立ち返る道を選びます。

 入院中に書いていた「ありがとうノート」の内容と体験をもとに、ブログ「かとうゆかのがん克服講座元気日記」として発信し始めたところ、ポジティブな内容が「病に苦しむ人やその家族の救いとなる」と反響を呼びます。

 「将来漠然と独立を考えていたところに、病が発覚したことに、運命めいたものを見いだしました。これからは闘病の体験を生かして『元気健康』をキーワードとして活動していこうと。もちろんそれだけではありません。健康に不安のある人もない人にも、共通して必要なのは『笑顔で元気に、明日へ向けてワクワクできる生き方』ではないでしょうか」 

 加藤さんは「今の自分だからこそ伝えられるものがあるはず。大病を患ったことも新しい人生にトライするチャンス」と、回復を遂げた現在に至るまで、人生をあきらめず自己実現する独自の考察を笑いに乗せて、数多くの人に届けています。

セミナー

#chapter3

目の前の実践すべきポイントを視覚化する意識づけが、夢や目標の実現を加速させる方法の一つ

 加藤さんは講演やセミナーで、スポーツに限らず学校や職場でも、夢や目標の実現を加速させるために欠かせないヒントを伝えています。

 「漠然と『試合に勝ちたい、成功したい』ではなく、『必ず勝つ、成功する』の強いイメージングが第一歩です。例えば、目標を明確にすることもそうですし、『ミスをしてはダメだ』ではなく『この方法でいこう』と置き換えるなど。不安材料を取り除くためにできることはたくさんあります。今すぐ実践すべきポイントを視覚化する意識づけが大事なんです」

 教員時代には自宅リビングに「社長になる」と書いた紙を掲げ、「社長イス」に座っていたという加藤さん。「おかげで現在は見ての通り。そんなに難しいことじゃないんですよ」と朗らかに笑います。

 またスポーツでは、「ただ結果を出せばいいというものではなくなっている」と指摘します。
 「子どもたちにとっては、努力して味わう達成感も貴重ですが、ルールやマナーのほか他人への思いやり、コミュニケーション能力といった非認知スキルを養う場でもあります。大人の組織ならなおさらですね」

 平日は、主宰するサークル「元気ナチュラルウオーカー」の一環で、ノルディックウオーキングのメンバーを率い、さっそうと近隣のコースを歩いているとか。
 2023年からは独自に研究、考案したセルフメンテナンス法を実践する活動もスタート。ますますパワフルに、明るい毎日をサポートしてくれそうです。

(取材年月:2023年4月)

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専門家プロフィール

加藤由香

明日をワクワクしながら生きる元気を引き出す元気プロデューサー

加藤由香プロ

元気プロデューサー

元気アカデミー

「明るく楽しく元気よく今を生きる」をモットーに、出会った人が笑顔で過ごせるようサポート。教員経験や運動・スポーツ指導経験、大病からの復活体験を通して、前向きに生きるヒントを届けます。

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