幼児・小学生の「使える」英語の教育者
加藤雅子
Mybestpro Interview
幼児・小学生の「使える」英語の教育者
加藤雅子
#chapter1
「幼少時から英語を使い始めることで、英語と日本語が同じレベルで使える脳が育まれるんです。子どもは3歳ぐらいになると、自分の気持ちや考えを発信できるようになるものですが、英語を学んでいる子は、知っている言葉であれば日本語も英語も同じように使うことができます。例えばリンゴを指して「これは?」と聞くと「リンゴ」という言葉が返ってくるように、“What's this?”と聞けば、即座に“An apple!”と返ってくる。そのぐらい自然に、テンポよく会話のキャッチボールができるようになるんです」
親しみやすい笑顔で話してくれた加藤雅子さんは、犬山市にある自宅で「ECCジュニア犬山上坂教室」を開講中。幼児から小学生まで、1クラス3、4人の少人数制で、生徒の集中力を高めながら、日々“生きた”英語や英会話を教えています。
加藤さんの教室では、4~5歳児、小学1~3年、4~6年と、それぞれの年代に合わせ、聞く、話す、読む、書くという4つの力をバランスよく育成するECCジュニアの学習プログラムを採用。学習要素をふんだんに取り入れた楽しいレッスンは、子どもたちにも好評です。「幼児から始めて中学卒業まで続けると、英語で話しかけられたら自然と英語で応えられるレベルにまで到達します。英検だと、だいたい準2級レベル。英語が苦手な子も、楽しんで参加しているうちに、いろんなことができるようになるんです。卒業後、遊びに来てくれた子の中には『実は英語が苦手だった』と当時クラストップだった子のビックリ発言も(笑)。『だけど、ここで勉強して良かった』とか『すごく役に立ってる』と聞くと、この仕事をやっていて良かったって思います」
#chapter2
加藤さん自身、幼少時から日本語と同じように英語に触れることで、英語を他言語と特別意識することなく接していた経験があります。中高時代は普通に学校の授業を受けながら、紋切り型のありがちな英語教育にも疑問を抱いていました。「本来、英語はもっと楽しいもの。私ならもっと楽しい授業にするのに!」。その思いは、大学に進学してからも消えることはなく、英文学を専攻。英語教師になるため、中学、高校の教員免許も取得。卒業後は、一般企業の文化センターなどで英語のクラスを担当したり、通訳としてキャリアを重ね、出産を機に退社。「子どもたちに英語の楽しさを教えたい」との原点に立ち戻り、この教室を始めました。
子どもでも遊びじゃない英語を教えるカリキュラムになっているというECCジュニアの教材を活用しつつ、27年間蓄積されたノウハウと経験で、個別指導に匹敵する3、4人の少人数クラス指導を行っています。「たくさんの子どもたちを小さい頃から見てきているので、どんなところでつまずくか、何が苦手かどんな克服が必要か対策を立てます。だから、それぞれに出す課題も違うんですよ」と細やかな気配りも忘れないのが加藤さん流です。
#chapter3
加藤さんは常々「日常生活やビジネスで役に立って初めて英語を学んだ価値が生まれる」と考えています。だからレッスンでも、“使える”英語を常に意識していますが、この指導法が実にユニーク。「海外旅行に行ったシチュエーションの時は、置き引きに遭いそうな時の対処の仕方も、実際に現地での行動を想定して指導します。スリや置き引き被害に遭わないために、どんな行動をとればいいのか、荷物を引っ張られた時にどんな風に言うのか、『Help!』も小さい声では届きませんから、大声で叫んでもらったりもします。身体を使うことで生きた英語の感覚を覚えてもらう。中には、卒業生たちの体験談から生まれた内容の授業もあるんですよ」
教室としての“終着点”は、英語力の基礎を作りつつ、国際的に活躍する基盤を作ること。コミュニケーションのとり方は、英語を学ぶことにおいて大事な資質となります。あくまで“使える”英語を追求し、時に身体を使うレッスンは、子どもたちを笑顔にする。「普段はおとなしい子も、ここにくると英語脳になって元気いっぱいにスピーチする」と加藤さん。海外に行かずとも、インターネットで世界中と繋がる現在だからこそ、小さな頃から英語に触れる機会を持ってみたらいかがですか?きっと楽しい世界が待っていますよ!
(取材年月:2014年3月)
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Profile
幼児・小学生の「使える」英語の教育者
加藤雅子プロ
英会話講師
ECCジュニア犬山上坂教室
その道27年の豊かな経験をもとに、幼児・小学生の英語教育を行なう。3、4人の少人数クラスで五感を使った、"使える"英語の指導には定評あり。その細やかな配慮は個別指導にも匹敵。
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