フルートのプロ
原田雅子
Mybestpro Interview
フルートのプロ
原田雅子
#chapter1
繊細なフォルムで、美しく澄んだ音色を奏でるフルート。奏者が演奏する姿も優美で、会場を華やいだ雰囲気に包み込みます。
甲府市在住のフルート奏者・原田雅子さんは県内を中心に、ソロやアンサンブルの演奏活動と個人レッスンを行っています。大阪府出身で、中学時代にフルートを始め、洗足学園音楽大学器楽学科フルート専攻を卒業。イタリアモンテフィアスコーネ国際サマーセミナーに参加するなど海外での演奏経験を積み、第3回長江杯国際音楽コンクールで入賞した実力者です。
関西を中心に演奏活動を行いながら後進の指導に当たっていましたが、2002年、甲府市出身のバイオリニスト宮川忠生さんとの結婚を機に甲府市に転居。現在は、コンサートや結婚式での演奏活動に加え、夫の宮川さんが主宰する「faire(フェール)宮川音楽教室」で、フルート教室の講師を務めています。このほか、中学校、高校の吹奏楽部外部講師、アマチュアアンサンブルの指導者などとしても幅広く活躍しています。
「人間の息の音のように柔らかいフルートの音色は、風の音のようでもあり、どこか懐かしさを感じさせます。演奏者によって、表情が異なる音を出せるのも魅力ですね」とフルートの奥深さを語ります。
#chapter2
大阪市内の有名ホテルでのレギュラー演奏を中心に数多くの演奏経験を持つ原田さんは、山梨県内でもさまざまな場面で、フルートの生の音を届けたいと考えています。結婚式をはじめ、パーティーや祝賀会、式典、クリスマスなど各種イベントのほか、ミニコンサート、学校での演奏などにも対応。県内各地に出向き、クラシックからジャズ、ポップスまで幅広いリクエストに応じた曲目を披露しています。フルートのソロ演奏だけでなく、シチュエーションに合わせバイオリンやチェロ、ハープ、ピアノなどと組み合わせたコーディネートも可能です。
「演奏技術はもちろん、譜面の送り方など立ち居振る舞いまで全てクオリティーの高い演出にこだわり、会場の皆さまに心地よい時間を過ごしていただけるように努めています。演奏者が直接、打ち合わせを行うので、希望するイメージが実現しやすく、仲介料も抑えられてリーズナブルです。音楽について知識がない方でも気軽に相談してほしい」と話します。
2012年には、県内在住の女性フルート奏者2人と共にアンサンブル「Aula(アウラ)」を結成。毎年コンサートを開催するなど、演奏家としての活動の幅を広げています。
#chapter3
原田さんによるフルートの個人レッスンは、甲府山宮教室と伊勢教室の2会場で行っています。これからフルートを始めたいという初心者から、コンクール出場や音大受験を目指す人まで、レベルに応じた内容が好評で、特にシニア層の生徒さんが増えているそうです。1年に一度の発表会で練習の成果を披露しているほか、希望者はバイオリンなどとのアンサンブルを経験することもでき、2年に一度、アンサンブル発表会も開いています。
指導歴20年以上の原田さんですが、自身も、東京フィルハーモニー交響楽団主席フルート奏者の吉岡アカリ氏に師事。現在も表現力と技術を磨き、自らの指導に生かしています。
「フルートは決して易しい楽器ではありません。だからこそ、奥深い表現の世界があり、一生を通して楽しむことができます。仕事や結婚、育児、親の介護などでフルートから離れていた方も大歓迎。いつも音楽は身近にあると感じていただけるようなレッスンを目指しています」と笑顔を見せる原田さん。
「人と話すのが好き」という気さくな性格で、時折、関西弁を交えながら、フルートの魅力と演奏の楽しさを伝えています。
(2016年6月取材)
リンクをコピーしました
Profile
フルートのプロ
原田雅子プロ
ピアノ講師
Faire(フェール)宮川音楽教室
\ 詳しいプロフィールやコラムをチェック /
掲載専門家について
マイベストプロ山梨に掲載されている専門家は、新聞社・放送局の広告審査基準に基づいた一定の基準を満たした方たちです。 審査基準は、業界における専門的な知識・技術を有していること、プロフェッショナルとして活動していること、適切な資格や許認可を取得していること、消費者に安心してご利用いただけるよう一定の信頼性・実績を有していること、 プロとしての倫理観・社会的責任を理解し、適切な行動ができることとし、人となり、仕事への考え方、取り組み方などをお聞きした上で、基準を満たした方のみを掲載しています。 インタビュー記事は、株式会社ファーストブランド・マイベストプロ事務局、または山梨日日新聞社が取材しています。[→審査基準]