高校生が感じた介護の世界
コロナ禍に大雪、極寒の日々が続く山形県です。
少しずつ増えてきた山形県内のコロナ感染に、様々な手立てでなんとかご利用者へ影響がないよう日々悪戦苦闘・・・
そんな中、私が経営するデイサービスでは、東京やその近郊に住まうご家族の場合、コロナの影響で1年近く合っていないという方が少なくありません。
独居あるいは高齢夫婦だけの場合、離れて暮らすご家族から「こんな雪では屋根の雪下ろしが必要じゃないか」「買い物に行けてるのか」「電話しても出ないが何かあったのか」と施設の相談員やケアマネジャーによく連絡が来ます。
そして不安なのは離れて暮らすご家族だけではありません。
私たち介護サービスを担っているスタッフも、ご近所の方々も、地域の民生委員の方々も不安がいっぱいです。
「最近よく寂しいって言ってるな・・・・」「寝付けないっていつも話してるよね」「デイサービスのお迎えに行ったら暖房を付けてないみたいなのよ!」なんてスタッフの声を聞くたびにドキドキしてしまうのは、福祉人の性でしょうか。
介護は人の手が必要ですが、今はIoTやICTといった介護ロボットが私たちの一助になってくれる時代になりました。介護ロボットと聞くと、機動戦士ガンダムや新世紀エヴァンゲリオン(年齢がばれますね!)を連想しますが、介護ロボットは様々です。
マッスルスーツや天井走行リフトなどの介護リフトもあれば、コミュニケーション用の機器やベッドセンサーなど多種多様です。
私の施設では、介護スタッフの心身の負担軽減のため「眠りセンサー」を入所・宿泊系施設に取り入れています。実は、この眠りセンサー「まもる~の」を在宅版に改良した「まもる~のHOME」が、なかなかの効果を発揮しています。コロナ禍もあり、東京や離れて暮らす家族からの依頼で高齢のご両親のベッドに取り付けたところ「何もせずに安否確認できる」と評判になり、最近では問い合わせも多くなりました。
確かに、部屋にカメラを付ければプライバシーは守れないし、親も嫌がったかもしれませんね。寝起き・眠り・心拍・室温などに異常があれば自動的にメール通知が来るのは安心です。オプションでALSOKの駆け付けサービスがあるのもいいですね!近所の人や親せきに頼ることなく、遠くにいてもすぐに駆け付けて対処してくれる、そんなプラスαが一番助かるな~と、思ったところです。
まだまだ続く緊急事態宣言ですが、これが山形県内に波及しないことを願いつつ、ご利用者とご家族の安心をお手伝いしたいと思う日々です。
株式会社まもるーの https://mamoruno.miel.care/
岡崎医療株式会社 http://www.okazaki-iryo.jp/