今朝の北日本新聞より~傷病手当金について~
おはようございます。保険ステーションの宇尾です。
昨日の新聞発表で、地震保険の保険料の値上げや、支払い補償範囲を広げる方向で財務省と損害保険会社各社が検討中との発表がありました。
ここで、地震保険について少しご説明いたします。
●火災保険では地震・噴火・津波による損害は補償できません
●地震保険は火災保険とセットで加入する商品で、単独の加入は出来ません。
●支払いの上限は建物で5000万円、家財で1000万円が上限です。
(火災保険の保険金額の30%~50%の範囲内です)
また支払いの基準は
①全損(保険金額の100%支払い)
②半損(保険金額の50%支払い)
③一部損(保険金額の5%)
の3段階に定められています。
そこで、今年の東日本大震災での地震保険の支払い状況を調べてみると
総支払額は1兆2000億円
1契約当たりの保険金支払額は158万円
との発表でした。
しかも、支払額の67.5%が『一部損』との判定での支払いとなっているのです。
どうでしょうかこの数字。『一部損』と言えども、家屋にはかなりのダメージを被っている事は容易に想像できます。にも拘らず、1件当たりの支払いが158万円とはかなり少なく感じるの方が多いのではないでしょうか?
そこで新たに支払い基準を設定保険金額の20%~30%の範囲での支払い基準を設ける見通しとなっています。
また、津波の恐れのある沿岸部等の地震保険料は値上げも検討しているとの事。
富山県は、自然災害が非常に少ないですが、先日も東日本大震災の余震とみられる地震が、長野県の県境と、立山周辺で何回か起こっています。
『いつ地震が起こるか』
こればかりは残念ながら誰にも予想が出来ません。今一度現在ご加入のご自宅の火災保険に地震保険がセットされているか、再度確認されることをお勧めします。