花は心にとって大事な栄養。フラワーアレンジメントで花のある生活を提案（2/3）

趣味の人からプロを目指す人まで　多彩なコースを用意

　「これからもっとフラワーアレンジが求められる。教室を始めてみよう」。間もなく高岡市内で週1回教室を開設。7人からのスタートでした。その後どんどん会場を増やし、生徒の都合に合った曜日、時間を選べるようにしました。誰もが通いやすくなったことで、生徒数が爆発的に増えていったのです。

　現在、目的別に11コースを開講。趣味として手軽に学べるエンジョイコースが1番人気です。季節のイベントを取り入れたテーマを設定し、年間を通して楽しくステップアップしていけます。「毎年花材やレッスン内容が変わり、新しいことを発信しています。だから、何年も習い続けている生徒さんが多いんです」と石崎さん。

　さらに注目すべきは、インストラクターを目指せるコースがあること。「フラワー装飾マスターコース」を修了すれば、「花のプロ」への道が開けます。マスターコースを終え、このスクールでインストラクターとして活躍している卒業生も多数。20代の先生から、50代で学び始め、今60代でバリバリ教えている人まで幅広くいます。「生徒の目線で伝えることができるんです。『自分にもできる』と目標にもなります」

　スクールでは、技術はもちろんのこと、花を通じたコミュニケーションも大切にしています。「せっかく巡り会ったんだから、すてきな時間を共有したい」。こんな思いで生徒に接しているそう。石崎さんが企画し、好評を集めているのがバスツアー。フラワーデザインの勉強を兼ね、軽井沢散策や京都の寺巡りなどに出掛け、交流を深めています。

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