ダンス・エキシビジョン in とやま 2021 に出演いたします
パ・ド・ドゥとは男女が二人で踊ることです。
ドゥ(duex)はフランス語で2で、アン・ドゥ・トロワってよくバレエレッスンのイメージで出てくるあれは、1,2,3です。
形式は初めに男性と女性が二人で踊ります。
次に男性が高い跳躍やスピード感のある回転などの技を駆使したソロ、女性はトウシューズを履いての細かい足さばきをみせたり脚を高くあげるなどして一人で踊ります。
最後には二人の技の競演をして終り、という4曲構成です。
1曲目のアダジオは男性が女性をリフトしたり、回転をサポートしたりしてどちらかというと女性メインに見えてしまうかもしれません。
でも男性の力なしでは女性はきれいにみせたり高く飛んだりたくさん回転したりは出来ません。
女性をきれいにみせることのできる男性というのはとても重要なのです。
女性をきれいにみせられる男性は女性のバランスや角度を計算し、さらに自分がどう見えているかも計算することができます。
サポートの上手な男性は、自分のこともうまく処理しているのです。
女性もサポートがあるとはいえ、自分でバランスをわかっていなければ男性の負担が大きくなるので、ある程度の実力がなければ組ませることはできません。
この作品は白鳥の湖の第3幕で黒鳥のグランパ・ド・ドゥとしても上演されますが、近年ではバレエコンサートなどで単独で上演されることもしばしばあります。
原振り付けはバランシンという振り付け家で、かなり高度なテクニックを求められます。
バランシンは音楽を視覚で表現する振り付け家で、ストーリーや感情はこの作品にはあまりありませんが、ダンサーたちの自由な解釈で作品の色は変わります。
ダンサーの数だけこの作品は色を変え、ふくらんでいきます。