ダンス・エキシビジョン in とやま 2021 に出演いたします
バーレッスンの二番目はほとんどの場合、タンジュが来ます。
フランス語で張る、というもので、つま先を伸ばしながら前後左右に脚を出す動きです。
つま先を外に向けたバレエ特有のポジションから、膝をゆるめず、脚の筋肉すべてを伸ばしきり、それと同じ作業をしながら元に戻します。
ついつい、筋肉を引きこんでしまいがちなのですが、自分の中心に集めてくる筋肉と、外へ広がっていく筋肉とがあって、自分の身体にものすごく集中しなければなりません。
脚の筋肉、足の甲、足の裏、指の先、それぞれの動きにも気を配ります。
これができれば細くて、しなやかで、強い、とてもきれいな脚になります。
SUZUKIのスイフトのCMのセミオノワのような脚です!
あげる脚も、立っている脚も、ジャンプの時のつま先も、回転の時の軸脚も、ここから始まります。
これをつくるために、バレエのレッスンは毎回毎回基礎の基礎から繰り返し同じことをするんです。
本当に毎日が積み重ねです。
生徒たちも、懲りもせず飽きもせず、プリエとタンジュを繰り返します。
こうした地道な努力が、舞台の上で輝きながら花開く瞬間へと導いてくれるのです。