バーレッスン　プリエ

バレエのレッスンは、どのレベルのクラスも、毎回同じことをします。
レッスンの前に筋肉をしっかり伸ばし、今から使う筋肉の長さを作って方向付けをします。
バーレッスンはまずプリエから始まります。
プリエとはフランス語で折りたたむ、まげる、という意味。
ぱっと見、屈伸運動のような感じのものです。
脚全体を付け根から外に向け、外に向いたつま先の方向に向かって膝を曲げ伸ばしします。
脚の筋肉の動き、それに伴ってコアの腹筋、胸から上の優雅な動きも付けていくので見るとやるでは大違いのなかなか大変な作業です。
ストレッチもバーレッスンも、筋トレのようなものなのです。
プリエは、バレエをする上で、これができなければ何も始まらないというくらい大切な動きです。
回転する前に、ジャンプをする前に、一つ一つのステップの中に、踊っている間中そこかしこに入ってきます。
回転の回数、ジャンプの高さ、踊りのなめらかさや美しさが左右される大切なものです。
そのため、バレエのレッスンの一番最初にプリエが組み込まれているのです。