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米国へ進出したい企業に、進出前から進出後までワンストップでサービスを提供

企業の海外展開と越境ECをワンストップで支援する弁護士

小野智博

企業の米国進出を販路開拓からワンストップで支援する弁護士 	小野智博さん
ファースト&タンデムスプリント法律事務所 スタッフ一同

#chapter1

弁護士の枠を超えて、米国進出支援というビジネスを展開

 弁護士法人ファースト&タンデムスプリント法律事務所の小野智博さんは、弁護士でありながら、その職域を超え、米国市場で商品やサービスを展開したい日本企業をトータルでサポートしています。米国進出のビジネス面を支援するタンデムスプリント社も経営し、プロジェクトマネージャー兼弁護士という立場で、リーガルサービスに止まらず、米国への進出前、進出時、進出後までワンストップでサービスを提供。日本企業が米国で戦える体制を構築しています。まったく新しいタイプの弁護士であり、自らをProject Management lawyerと呼んでいます。

 弁護士と海外進出のマネジメントを両立させる原点になったのは、渉外弁護士事務所に在籍した時代に米国に派遣された経験です。
「米国に進出する日本企業へのリーガルサービスが専門でしたが、次第に、商談や交渉に同行してほしいという相談も受けるようになったのです。海外で販路を広げようとがんばっている企業の支援にやりがいを感じて、私のやりたいことは、“これだ”と。帰国後、2017年にサンフランシスコを本社にタンデムスプリント社を立ち上げました」

 弁護士の枠を超えた業務に、異議を唱える声もあったそうですが、依頼は順調に増加。「人口減少時代を迎え、日本のマーケットが縮小するのは必至。海外で勝負したいがノウハウがなく、米国進出支援という当社のサービスを求める企業が多いことを実感した」と話します。2018年には、弁護士としても独立・開業を果たしました。

#chapter2

販路開拓、契約、現地法人設立、コンプライアンス支援などをワンストップで提供

 弁護士法人ファースト&タンデムスプリント法律事務所と、タンデムスプリント社が提供する主な事業は5つです。現地の販路開拓から交渉、契約までサポートする「海外営業支援」、 事務所開設のための不動産契約等の「不動産取得・管理」、英文契約書作成とチェック、交渉等を行う「契約支援」、労務、総務、経理業務のマネジメントをサポートする「現地法人設立、運営支援」、現地法人の不祥事の防止、日本からの管理体制の構築などを行う「コンプライアンス支援」です。

 小野さんをはじめ、営業、マーケティング、弁護士らがチームとなって業務を遂行。現地の米国人弁護士との連携で、商習慣や法律の違いにもスムーズに対応します。
「ニーズが高いのは、海外営業支援です。当社では、実際に商品を取り扱ってくれそうな代理店や販売店をリスト化。電話やメールで販売交渉を行います。その後、サンプルの送付やミーティングを希望する潜在顧客をリスト化して、レポートを提出。商品が売れそうかどうかの具体的な感触を得られるので、顧客も進出の判断がしやすいのがポイントです」
 例えば、海外営業支援の費用は月額10万円から。多くの企業が利用できるように、抑えた価格に設定しているのも特徴です。

 これまで、福岡を拠点とする企業は米国での不動産購入と賃貸事業をスタート。また、製造業のコンプライアンス支援、健康食品会社の販路開拓など、さまざまな業種の海外展開を支援してきました。その進出支援先は、米国のみならず、アジアにも広がっているそうです。
「海外進出は、いわば第二創業。社長にとってもチャレンジです。だからこそ、一定の成果が出て、顧客と喜びを分かち合える瞬間はとても嬉しい。経営者と一緒にゼロからビジネスを作り上げる過程はエキサイティングで、面白さを感じます」

弁護士法人ファースト&タンデムスプリント法律事務所 ロゴ

#chapter3

社名の「タンデムスプリント」に込めた思い

 大学時代は自転車競技部のキャプテンを務め、自転車競技に熱中。国体に出場、全日本学生選手権では準優勝の経験も。スポーツマンらしい爽やかな笑顔が印象的です。小野さんが出場していたのは、タンデムスプリントという競技で、法律事務所と会社にも、この名前を付けました。
「タンデムスプリントは、二人乗りの自転車競技。『顧客と二人三脚で全力で走っていく』『パートナーがいればビジネスもうまくいく』という思いを込めました」

 また、タンデムスプリントになぞらえ、「ビジネスにはスピードも必要」と話します。
「例えば日本のガラケーは、電子決済やテレビ視聴など技術はとても優れていました。アップルやサムソンがスマートフォンを発売する前に世界戦略をとっていれば、今、世界を席巻しているのはガラケーだったかもしれません。生き残りをかけて、これからの日本企業は、世界市場で勝負できるようになることが大切だと思っています」
 
 そのための環境整備も、自分たちのやるべきことだと小野さんは考えています。
「ネットで情報が検索できる時代とはいえ、地方では、企業が海外進出をしたくても、相談できる場がほとんどないのが現状です。今後は、地方の企業にも、もっと情報とサービスを提供できる体制を構築したい。当社グループを、海外に進出したいすべての中小企業を支援できるような組織にしていきたいと思っています」

(取材年月:2019年8月)

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専門家プロフィール

小野智博

企業の海外展開と越境ECをワンストップで支援する弁護士

小野智博プロ

弁護士

弁護士法人ファースト&タンデムスプリント法律事務所

企業の海外展開支援を得意とし、日本語・英語の契約審査サービス「契約審査ダイレクト」を提供している。ECビジネスの法務を強みとし、EC事業立上げ・利用規約作成・販売促進・越境ECなどを支援している。

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