高度な技術で痛みが少ない治療ができるインプラント専門医玉木仁

高度な技術で痛みが少ない治療ができるインプラント専門医

玉木仁

独自の技術で痛み、腫れの少ない手術を行う

　日本橋インプラントセンター所長の玉木仁さんは、インプラント治療を専門に行う歯科医です。インプラントは、なんらかの理由で歯が失われたとき、顎の骨にインプラント（人工歯根）を埋め込み、その上にセラミックなどで作られた歯を装着する治療です。

「人がものを噛むときは、想像以上に大きな力がかかりますが、インプラントは天然歯の歯根と同様に機能するため、自分の歯のように食事が可能です。歯冠の色や形も天然歯と遜色がありません。きちんと手入れをすれば半永久的に持続します。入れ歯のように煩わしいことや違和感もなく、またブリッジと違い、装着するのに他の歯を削らずにすみます。歯を失ったことによる不満や不安を解消できるのがインプラントです」

　インプラント治療における玉木さんの強みは、その技術にあります。「痛みが少ない、ほとんど腫れない、手術の回数が少ないため、治癒が早い」を特徴とします。
「それができるのは、通常のインプラント治療より切開部が小さくてすむ独自の治療方法で手術を行うからです。傷が小さければ、患者さんの身体的な負担は軽くなります。『術後に鎮痛剤も飲む必要がなく、ショッピングをして帰った』という方もいらっしゃるほど。患者さんの多くは60歳代以上。高齢者の方でも、安心して受けられる治療です」

　難しい症例でも、患者さんの負担を軽減できる治療にすべく、工夫を凝らすのが玉木さんのモットーです。
「例えば、インプラントを埋める顎の骨が少ない場合、大学病院などでは、自家骨移植といって患者さん自身の顎の骨を削って移植する方法が行われますが、患者さんの負担が大きい。当院では、こうした大変な手術はなるべく避けて、代用骨を使用するなどして低侵襲の手術法を選択しています。その他にもさまざまな可能性を模索しています」

20余年間インプラント治療一筋、説明会の定期開催も

　また、玉木さんは、難易度の高い“即時荷重”という技術を持つインプラント歯科医の一人でもあります。
「多数歯欠損で総入れ歯の場合、インプラント手術をしてから3週間は入れ歯の装着ができません。かといって、歯がないまま過ごすわけにもいきません。そこで、手術した当日にインプラントの上に強固な借り歯を入れるのが即時荷重という技術。その日から食事も可能で、審美的にも優れています」
　
　こうした高度な技術は、20余年間、海外の学会、研修会などでインプラントの技術を学び、さらに国際雑誌にも目を通して、最先端の技術を修得すべく、インプラント治療一筋に研究を重ねてきた賜物です。日本橋インプラントセンターには、玉木さんの治療を求めて、全国から患者さんがやって来るそうです。

　初めてインプラント治療を受ける時の不安や疑問を解消してもらおうと、10年前から『初診患者様向けインプラント説明会』を定期的に開催しています。玉木さん自ら、講師を務めています。

「説明会を始めたのは、当院の患者さんから『もう少し早く先生に会いたかった』という声があったことからです。また、『インプラント治療は危険だ』などと誤解している人が多く、インプラント治療を正しく知ってもらいたかったのです。当院には、ブリッジや入れ歯が合わなかったり、他のクリニックでインプラント治療を受けたものの不具合があって、生活に支障をきたしている方が多数来院されますが、不安を取り除くためにもインプラントを検討している方は、是非、説明会にご参加ください」

　さらに、日本口腔インプラント学会専門医、国際インプラント学会専門医・指導医として、歯科医師向けにもインプラント研修会を開催しています。

歯を失い、困っている患者さんを助けたい

　日本において、歯を失ったときの治療は、健康保険が適用されるブリッジや入れ歯が主流です。ちなみに、インプラント治療は自由診療です。

「ブリッジはお金を出せば審美的にも優れていますが、ブリッジを作製するためには、両隣の健康な歯を削らなければなりません。支えになる歯にも負荷がかかり、また虫歯、歯周病にもなりやすく、将来的にその歯を失うことにつながることも。将来的に入れ歯になる可能性も生じます。その入れ歯は、固いものが噛みづらく、さらに口の中に違和感があるといったデメリットがあり、結局作っても装着されないことも多々あります。その点、インプラントは、治療が終われば、定期的なクリーニングと噛み合わせのチェックだけでOKです」

　「一度、玉木先生のインプラント治療を受けたら、ほかのクリニックには行けない」とリピーターが多いのも特徴。「ご満足いただいている患者さんが多いからだと思う」と自負しています。高度な技術とQOLを維持できる治療には、「困っている患者さんを助けたい」という玉木さんの真摯な思いが込められているのです。

（取材年月：2018年10月）

高度なインプラント治療の技術で難しい症例にも対応

独自の技術で痛み、腫れの少ない手術を行う

20余年間インプラント治療一筋、説明会の定期開催も

歯を失い、困っている患者さんを助けたい

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