海外ETF・相続専門家の資産運用管理コンサル、RIA
安東隆司
Mybestpro Interview
海外ETF・相続専門家の資産運用管理コンサル、RIA
安東隆司
#chapter1
「お客様に常に誠実に、裏切らないビジネスしたい。この気持ちを突き詰めていったら、お客さまのニーズが発生したときにソリューションを提供するプライベートバンカーになり、海外ETFを扱うようになったんです」と清々しい笑顔を見せるのは、おカネ学株式会社 代表取締役社長 安東隆司さん。現在、投資助言業、FP事業、遺言作成コンサルを行っています。
安東さんはこれまで、日米欧の銀行、証券、信託銀行と、金融一筋の26年間を歩んできました。うちプライベートバンカーとして15年、FP資格者として20年以上活動し、資産保全、資産運用、相続、資産承継、事業承継のプランニングからクロージングまで豊富な経験を積んできました。
その手腕には目を見張るものがあります。まず、銀行員時代にはプライベートバンキング部門の立ち上げに尽力。当時支店に勤務していましたが、その先見の明は頭取の目に留まったほど。そして、不正を防ぐために転勤がルールと化している業界ながら一エリアに長年勤務、証券会社出向メンバーへの選出…会社からもお客さまからも強い信頼があったことが伺えます。出向中はサブプライムローンに疑問を持ち、信念を貫き顧客を守りました。
同業者が憧れるような順風満帆の道を進んでいた安東さんでしたが、「お客様との利益相反を少なくしたい」一心で独立・起業。転勤の無い担当者や契約残高に応じた投資顧問料など、長年理想としてきたサービス体系を確立しました。
#chapter2
安東さんが特に力を入れているのが投資助言。海外ETFを中心にしたテーラーメードグローバル運用を得意とします。海外ETFは、日本ではまだまだ広まっていません。しかし、販売時の手数料がゼロ、信託報酬も安いといったメリットがあり〝プロ運用者が自身のために選ぶ資産運用〟と言われています。
安東さんが海外ETFを扱うようになったのは外資系プライベートバンクに勤めていた2007年のこと。日本の個人投資家が投資できたのは金融庁登録銘柄のみで当時は数十銘柄のみであったため、海外ETFを扱うプライベートバンカーは日本中を探しても数名しかいませんでした。しかし、適格機関投資家の信託運用であれば金融庁に登録されていない銘柄でも自由に投資が可能。そのため、当時から安東さんは海外ETFの研究をはじめ、これまでマーケットを注視し続けてきました。約10年もの実務経験を持つというのは、日本では非常に稀な存在なのです。
近年では、海外ETFの取り扱いに乗り出す企業も増えつつあります。中にはロボット運用を取り入れている企業もありますが、倒産に加え戦争、テロといった海外特有の状況変化も起こり得ます。「海外 ETF のマーケットの変化を長く見てきた経験、実際に運用に携わって来た経験が重要だと思います」と安東さんは言います。
「私のお客さまのポートフォリオはすべて異なります。それはお客さま一人ひとりのご意向を確認し、判断しているからです。将来移住を考えているといったご要望も汲み込めます。売っているスーツとテーラーメードのスーツの着心地が違うように、ポートフォリオもテーラーメードが良いのです。それに、成長性のある一銘柄にはリスクを伴います。天変地異など企業業績でない要因での価格下落が発生した時のインパクトが大きいのです。パッシブ運用での「面」投資の活用を併用する事が重要だと考えています」
#chapter3
金融の世界に長く身を置いている安東さん。個人のおカネ学~パーソナル・ファイナンスの重要 性を強く訴えます。
「夫婦でギリギリの住宅ローン抱えようとしていた方、間違った遺言書を準備していた方…さまざまなお客さまに出会い、ソリューションを提供してきましたが、その度に金融の知識、金融を使いこなす能力を消費者が上げる必要があると感じてきました。例えばマイホームを取得しようとしたとき、まつわるおカネについて習ったことがない方がほとんどです。不動産業は売る人、銀行は貸す人、プロの売り手に素人が太刀打ちできるわけがなく、後から失敗に気付くのです。私一人がお客さま一人ひとりにソリューション提供していくのには限界があります。テレビ、ラジオ、雑誌などメディアでも積極的に発信し、失敗してしまう方を減らしたいですね。また、教育に携わっていきたいと考えています。パーソナル・ファイナンスという学問がどの大学でも学ばれるような環境づくりに貢献したいです」と力強く語ります。
プライベートバンカーの歴史は、王侯貴族の留守中に、執事が主人にかわって資産すべてを取り仕切っていたことにはじまると言われています。
「気持ちはプライベートバンカーであり続けたい、私は金融執事であり続けたいと考えています。お客さまとの関係構築を大切にし、大切な財産を守っていくお手伝いを今後も行っていきたいです」
(取材年月:2016年2月)
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Profile
海外ETF・相続専門家の資産運用管理コンサル、RIA
安東隆司プロ
投資顧問
おカネ学株式会社 Reliable Investment Advisors Japan Co.,Ltd(英文名称 略称 RIA JAPAN)
富裕層の資産の管理や運用、承継などを行う。売買手数料0などお客様と利益相反の少ないサービスを追求。また、海外ETFを中心とした資産形成の知識・経験が豊富。テーラーメードの投資助言を大切にしている。
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