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早期の資金調達をかなえるファクタリングを、資金繰り改善の一歩に

早期の資金調達を導くファクタリングの専門家

班目裕樹

班目裕樹 まだらめゆうき
班目裕樹 まだらめゆうき

#chapter1

請求書受領時点のほか、発注段階の資金化にも応えるサービスを展開

 「運転資金が足りないが、大口の案件を逃したくない」「帳簿上は黒字なのに、キャッシュフローが回らない」など、一時的な資金難に陥ったとき、どんな手立てを考えますか。

 早期に資金調達をかなえる方法として、近年ファクタリングが注目されています。ファクタリングとは、会社が保有する売掛債権を、支払い期日前に買い取ってもらい資金化する手法です。「アレシア」代表取締役の班目裕樹さんは、大きく2つのサービスを展開。入金待ちの請求書を買い取る「ベストファクター」と、受注書・発注書買い取りの「ベストペイ」があります。

 「金融機関の融資は、申し込みから審査完了まで通常2週間から1カ月程度かかります。一方、当方のファクタリングは、最短即日から2日以内に入金可能。入金サイト(締め日から入金までの期間)を短縮できます。また、償還請求権もないため、万が一取引先の倒産などで売掛金の支払いが滞っても、その保証を求められません」

 手続きの進め方には、取引先(売掛先)を介することなく、契約や資金のやりとりを行う「2社間取引」と、売掛先の同意を得る「3社間取引」があります。
 「ファクタリングは負債ではありませんが、信用面から、取引先に利用を知られたくないというニーズが高く、2社間を選ぶ企業が多いですね」

 また、同社のファクタリングサービスの大きな特長は、無料で財務コンサルティングを提供することです。
 「計算書類などから資金繰り悪化の要因を把握します。ファクタリングを利用すると、手数料分、売り上げが目減りすることに。健全な経営状態に戻すことを目標に、改善策をアドバイスします」

#chapter2

資金調達に財務コンサルティングをプラスし、資金繰りの改善を目指す

 月平均800~900社の相談件数のうち、多くを占めるのは、入金サイトが長くなりがちな建設業の中小企業です。ファクタリングとあわせて財務コンサルティングを提供するのは、クライアントとWin-Win の関係づくりを大事にしたいとの思いから。
 「弊社は、関わったすべての人に幸せをもたらし、満足してもらえるサービスを提供することを理念にしています。ご縁があった企業さまには、ファクタリングの利用をきっかけに、資金繰りの悩みも解消してほしい。『悩みを聞いてもらえた』などと、喜んでいただくことが何よりうれしいですね」と班目さん。

 社内教育により資金繰りや経営の専門知識を備えたスタッフが、コンサルティングを担当します。サービス利用時に、経費削減や業務効率化といった具体的な提案も。「アドバイスのおかげで事業が軌道に乗り、ファクタリングに依存しなくて済むようになった」など、改善例も少なくないそう。

 一方、初めての利用者からは、「ファクタリングがどんなものかよく分からない」と不安の声が寄せられることも。
 「WEBサイトで積極的に発信し、平均買い取り額や実例などの情報をできるだけオープンにして、判断いただけるようにしています。ファクタリング会社にも、私どものように、面談の上で進めるところもあれば、クラウド上で手続きを完結できるサービスもあります。自社に合った会社を見定めてください」と呼び掛けます。

班目裕樹 まだらめゆうき

#chapter3

企業の〝万が一〟にも対応できるファクタリングをもっと知ってほしい

 班目さんは、独立以前、パチンコ運営会社で約10年勤務しました。ホールスタッフを経て、エリアマネージャーを務め、店舗の経営管理に従事。稼働率を高めるイベント企画やパチンコ台の買い付けなどに携わりました。
 「売り上げや利益などの数字を読み解いて判断する場面が多く、経営目線が身に付きました。振り返ると、会社の経営と共通する部分は多かったですね」

 同業他社からその手腕を買われて経営指導の依頼が舞い込むようになり、コンサルタントとして独立。経営の知識を深める中で、ファクタリングに興味を持ったと言います。
 「もともとファクタリングは欧米で発展し、先進国では当たり前の資金調達法です。現在でも、国内のファクタリング市場はまだ小さいですが、当時は今より知られていないサービスでした。業種を問わずさまざまな企業と関われることや、市場の将来性に期待して、新規参入を決め、一から勉強しました」

 2017年に「アレシア」として法人化し、ファクタリングサービスを開始しました。将来的に、ファクタリングをもっと身近なものにしたいと力を込めます。
 「黒字倒産したケースなどを聞くと、経営者がファクタリングを知っていれば、倒産を回避できたかもしれないと歯がゆさを感じます。もちろんファクタリングを利用するかは慎重に判断すべきですが、緊急時の選択肢の一つとして、頭の片隅に置いてほしいですね。会社のいざというときにも一助となり、経営の安定化を支えます」

(取材年月:2023年8月)

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班目裕樹

早期の資金調達を導くファクタリングの専門家

班目裕樹プロ

ファクタリングサービス

株式会社アレシア

スピーディーな資金調達のニーズに応えるファクタリングサービスで豊富な実績。支払い前の請求書および発注書の買い取りに対応します。あわせて、資金繰り改善の財務コンサルティングを提供し、企業を支えます。

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