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嶋田由紀子プロは四国放送が厳正なる審査をした登録専門家です

新入社員さんの「電話はかけたくない」問題に自宅でで向き合うことになった話

嶋田由紀子

嶋田由紀子

テーマ:新入社員

3月末から新入社員研修の時期を迎えます。
本番に向けて、今は最終確認の時期。
今回はその新入社員研修の打合せで毎年出てくる話を、家でも体験したお話を。

研修の打合せ段階で、毎年のように出てくる相談があります。
「最近の新入社員、電話を嫌がりますよね」
「電話だけじゃなく、直接話すのも避けるんです」
「目の前に相手がいるのに、チャットが飛んできます」
ええ、知っています。



電話が苦手。
話しかけるのも苦手。
チャットやLINEは安心。
メールなら、まだマシ。
――もはや「声を出す」という選択肢が、最初から外れている感じです。

でも電話しない、直接話しかけないのは
サボっているからでも、マナーを知らないからでもありません。
新入社員なりの理由がある。
そのことを理屈としてはわかっているつもりで研修をしていました。
なので、
「連絡ツールは、目的によって使い分けましょう」
と伝えていたのですが・・・

この話の電話について、まさか家でも聞くとは・・・



相手は、新入社員ではなく息子です。
私が何気なく電話をすると、
息子から「急に電話されても、出られないから」

息子は私との電話が面倒でそんなことを言っているだけだと思っていました。

そもそも電話は、出られる人が出て、出られなければ折り返すもの。
そう思って生きてきた私には、息子は私が相手だから言っているだけ
他の人にはそんなことは言わないし、普通に電話をしていると思っていました。

ところが、さらに追い打ちをかける出来事が、仕事の場面でも起きました。

私は息子の会社の経理を遠隔で少し手伝っています。
ある日、取引先にどうしても急ぎで確認してほしい案件がありました。
ただし、その取引先に私が直接連絡することはできません。
確認するのは、息子です。

連絡手段はメール。
やり取りは丁寧。
でも、進まない。
返事を待ち、確認し、また待つ。
時間だけが、静かに過ぎていきます。

思わず
「それ、電話で聞いたら一瞬じゃない?」
すると息子から、
「でも、急に電話するのは失礼だし、相手が迷惑するでしょ」
なんと!!!

研修の打合せで何度も出てくる電話を嫌がる新入社員さんと同じような人がこんなに身近にいた!
しかも、そのことにここまで気づいていなかった。
私が相手だから電話が面倒だったのではなく
息子も、まさかの配慮だったのかーーーー



彼らなりにちゃんと考えており理由もある。
・急に話しかけるのは迷惑かも
・電話は相手の時間を奪うかも
・文字のほうが安全
つまり、

上の世代:電話することが配慮
若い世代:電話しないことが配慮



同じ「気遣い」でも、方向が真逆。
そりゃ、すれ違います。

研修では
「電話・チャット・メール、どれが正解かではありません。
大事なのは、“今、何を優先するか”です」
・急ぎの案件
・チャットだと誤解が出そうな内容
・やり取りが長くなりそうな場合
こういうときは、電話のほうが親切なこともある。

そして電話では、難しいことは必要ありません。
「今、お時間よろしいですか?」が言えれば大丈夫
と、伝えてきました。

研修で伝えていく内容自体は、これまでもこれからも変わりません。

ただ今回、その話が
「新入社員の話」ではなく、
「こんなにも身近で起きている話」だと実感しました。

頭で理解していることに、
自分の体験が重なると、
同じ内容でも言葉に厚みが出るものですね。

今年の新入社員研修では、
この実感を持った分、
今までよりも少しだけ説得力のある話ができそうです。

一番アップデートされたのは、
どうやら新入社員ではなく、
研修をしている私自身のようです。


さあ、もうすぐ新入社員研修が始まります。

今年は、研修ネタに
まさかの“家庭内エピソード”が追加されました。

内容はいつも通り。
でも、実感付きなので、話の温度はちょっと高めです。

新入社員の皆さんにとっても、
聞きやすくて、仕事でも使いやすい内容になるよう
今年も、楽しく研修やっていきます。

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嶋田由紀子
専門家

嶋田由紀子(キャリアコンサルタント・研修講師)

Office Lale

社員が笑顔になり、コミュニケーション力が向上する研修をオーダーメイドで提供。ハラスメントやメンタルヘルスなど多様な課題解決もサポート。キャリアコンサルタント資格を有し、社員のキャリア相談にも応じます。

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