やりっぱなしの研修では変わらない。ハラスメント対策に本気で取り組む覚悟
ハラスメント防止コンサルタントの試験に合格しました!
こう書くと、なんだかスマートに聞こえますよね。
でも、実際は全然スマートじゃなかったんです…。
講座を受けてから試験まで、わずか1カ月半。
仕事もあるし、時間はないし
過去問は一切公開されていないし
判例集は分厚い本が3冊も!
しかも、その判例をしっかり理解していないと問題は書けないという鬼仕様。
選択問題は「正解しているものを全部選べ」という、まるでトラップのような難しさ…。
最初は「ハラスメント防止研修もやってるしちょっと勉強して資格取れたらいいかな」
なんて軽い気持ちだったんです。
ところがどっこい、そんな甘い世界じゃありませんでした。
後悔しても始まらないので
「申し込んだのは自分だし、何より払ったお金を無駄にするのが絶対イヤ!」と
いつもは食べ物に発揮するもったいない精神をここでも発揮し猛勉強。
…のはずが、勉強を始めると突然、部屋の汚さが気になり掃除を始める私。
「このホコリ、判例より先に片付けなきゃ!」と意味不明な使命感に燃え
気づけば床がピカピカ。
さらに「あ、そういえばあの仕事まだやってなかった!」と
試験勉強そっちのけでPCを開いて仕事を片付ける始末。
試験勉強あるある、恐るべし…。
そんなこんなで迎えた試験当日。選択問題は…うーん、自信ない。
でも筆記はそこそこできたはず。
結果はどうだろう?ドキドキしながら待つこと一カ月以上――
合格!合格率27.3%!(見間違いではなさそう)
自分で言うのもなんですが、よく受かったなと(笑)。
この試験を受けてよかったこと。
それは、ハラスメントに対する理解がぐっと深まったことです。
今までパワハラ研修が中心だったけど
セクハラ(セクシャルハラスメント)やカスハラ(カスタマーハラスメント)についても
知識が増えました。
もしかしたら、自分自身も知らないうちにハラスメントをしてしまうことがあるかもしれない…。
だからこそ、正しい知識を持つことで、相手を嫌な気持ちにさせず
良い関係を築けるんだなと改めて実感しました。
そして何より、この経験を活かして
今後のハラスメント防止研修では もっと分かりやすく、しっかり伝えていくつもりです。
例えば――
「カスハラ」って何? 実際の事例を紹介しながら、企業がどう対応すべきかを具体的に説明。
「セクハラの境界線」 「冗談のつもり」がなぜ危険なのか、判例を交えてリアルに伝える。
「パワハラ防止の実践」 上司・部下のコミュニケーションでありがちなケースをロールプレイで体験。
こうした具体例を交えながら、参加者が「なるほど!」と納得できる研修を目指します。
知識を深めた分、現場で役立つ情報を届けられるように、さらにパワーアップしていきます!
軽い気持ちで始めた試験勉強が
結果的に自分を大きく成長させてくれた――そんな体験でした。
今年も残り10日ほど。
皆さんは、この一年でどんな成長を感じていますか?



