「働かされてる」ってホント?新入社員のポジティブ革命
新入社員さんが入社してから、もう3週間が経ち、まもなく1か月になりますね。
皆さんの会社の新入社員さんたちは、どんな感じでしょうか?
すっかり馴染んで、楽しそうに仕事をこなしているのでしょうか?
それとも、まだ不安な表情を浮かべているのでしょうか?
今回は、入社して間もない新入社員さんたちの姿に焦点を当ててみます。
実は、新入社員さんって入社してたった3日目にもかかわらず、日々いろいろと戸惑いながら過ごしているんです。
一見すると、その戸惑いが表に現れていないように見えるかもしれませんが
実際は「これで大丈夫かな?」「どうすればいいんだろう?」と悩んでいることもしばしばです。
社会人として長く働いている私たちからすると些細なことに感じるかもしれませんが、彼らにとっては新しい環境での小さな疑問一つひとつが大きな壁となっているのです。
例えば
1.チャットの返信 — 誰にどう伝える?
新人の花子さんが、社内のチャットグループで「来週の打ち合わせの予定を確認してください!」というメッセージを受け取りました。
このグループには、他の新入社員はもちろん、上司や人事担当、さらには他部署のメンバーまで含まれているんです。
ここで花子さんは、「え、これどう返信すればいいの?」と大ピンチ。
全員に返信(Reply All)すべきなのか、それとも、ただ確認のリアクションだけでOKなのか
ルールがはっきりしていないため、どっちを選べばいいのか迷ってしまいます。
結果、花子さんは「正解が見えないから止まっちゃう…」という状態に。
こうしたちょっとした迷いが、小さな一歩を踏み出せない悪循環を生んでしまい
先輩たちからは「こんなことで立ち止まるなよ!」という視線が…なんて、重すぎる雰囲気に直面しちゃいます。
2.全員ってどこまで?
お土産のお菓子を配るようにという指示だけが出された、新人の太郎くんは「『みんな』って誰が入ってるの?
そもそも何人に配ればいいの?」と、頭を抱えてしまいました。
たかがお菓子を配るだけなのにと思うかもしれません。
でも、曖昧な指示のせいで、誰までが対象なのかが全くイメージできずお菓子の箱を持ってウロウロ。
こんなこともできない自分に落ち込んでしまったり。
3.開けたままでいい?閉めるの?
ある朝、入社早々の花子さんが出社すると、いつもと違う雰囲気の入口ドアに気付きます。
ドアはずーっと開いたままで、まるで「ここは開け放してOKですか?」とでも言わんばかり。
新人の花子さんは「え、これ閉めないといけないの?あ、もしかしてあえて開けてるの?」と一瞬悩んでしまいます。
何気ない「当たり前」すらルールブックに載っていなければ、ドア一つでも迷ってしまいます。
たった3日間での「ちっちゃな疑問」が、積み重なることで新人の行動にどれほど影響を与えるか、今回の3つの事例から分かってきました。
正直に言うと、読んで「なにこれ、そんなことぐらい?」と思っちゃうかもしれません。
でも、実はこんな状況が新人の日常に潜む大きな不安要素になる方もいるんです。
新人の皆さんは、ほんの些細な曖昧さや「所属しているから当たり前」と思われがちなルール
さらには「これぐらいできるのが普通」とされることに、無意識のうちにプレッシャーを感じてしまうんです。
実際のところ、これらの小さな疑問や戸惑いが重なってしまうと、動けなくなったり、自信を失ってしまう原因にさえなります。
こんな新人あるある、見た目はちょっとした混乱の笑い話かもしれませんが、彼らにとっては本当に大きな壁。
企業側として、細かいルールや行動の指針を明確にして、安心して質問できる環境作りが必要なのだと痛感させられます。
こういった状況はただの笑い話として流すのではなく、実は「サポート体制を見直すチャンス!」
たとえば、入社初日からみんなが抱えやすい疑問をまとめたチェックリストを準備しておくと
新人は「これがあれば大丈夫!」と気持ちが軽くなります。
2年目の先輩が、そんな内容をまとめる仕事を担ってもいいですね。
また、先輩やメンターが「こんな場合はこうすると良いよ!」と実際のエピソードを交えて語る時間を設ければ
まるで楽しいトークショーを楽しんでいるかのような安心感が生まれます。
さらに、社内全体で「何でも気軽に聞いてOK!」というオープンな雰囲気があれば
新人は「不安なことがあったらすぐ相談できる!」と安心して仕事にチャレンジできるようになります。
こうした一見小さな工夫が、新人の不安をぐっと和らげ、結果的には会社全体のコミュニケーションの向上や業務効率アップにつながる大きな力になるんです。
皆さんの職場でも、新人の「ちょっとした疑問」に耳を傾け
一緒に解決していくことで、迷いながらも自分らしく成長できる素敵な環境を作ってみませんか?
それが、未来の企業を支える大切な第一歩になるはずです。



