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森吉久志プロは四国放送が厳正なる審査をした登録専門家です

畳屋の“仕事の質”を見抜く、たった一つの質問

森吉久志

森吉久志

テーマ:畳替え・和室リフォーム

ビフォー

畳替えを考えたとき、
多くの方が最初に気にするのは「値段」や「素材」だと思います。

もちろんそれも大事です。
でも、私が一番大事だと思っているのは――
その畳屋が、どこに価値を置いて仕事をしているかです。

それは、意外と簡単な質問で見えてきます。

「裏返しはいくらですか?」


私なら、こう聞きます。
少し意外に思われるかもしれません。

裏返しというのは、
今使っている畳表をひっくり返して使う仕事です。
新しい材料は使いません。

つまりこの質問は、
材料の力を借りない、純粋な“手間と技術”の値段
そのまま聞いていることになります。

この質問で、何が分かるのか


この質問をすると、畳屋からいろいろな答えが返ってきます。

  • すぐに金額を答える人
  • 状況を確認してから説明する人
  • なぜ裏返しの価格が一律でないかを話し始める人


どれが正解で、どれが不正解という話ではありません。

ただ一つ言えるのは、
その答え方に、その畳屋の仕事への向き合い方が必ず表れる
ということです。

裏返しは「技術料」が見える仕事


新しい畳表を使う仕事は、
どうしても材料の差が目立ちます。

一方、裏返しは違います。
今ある素材だけを使う。
ごまかしはできない。
寸法調整、仕上げの丁寧さ、気配り
職人の腕そのものが、そのまま結果に出る仕事です。

だからこそ、
裏返しの話をどう説明するかで、
その畳屋が
「売りたい人なのか」
「職人なのか」
が見えてくるのです。

畳替えは、材料選びではなく人選び


畳替えは、
カタログから商品を選ぶ買い物ではありません。

誰が、どんな考えで、
その一枚一枚に向き合っているのか。
私はそこが一番大事だと思っています。

「裏返しはいくらですか?」

この質問は、
畳屋を試すためのものではありません。
自分が後悔しないための、確認の一つです。

畳替えは何度もするものではありません。
だからこそ、
納得できる人に任せてほしいと思っています。

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森吉久志
専門家

森吉久志(畳製造業)

有限会社森吉商店

人生最後の畳替えになるかもしれない。その覚悟で、一人ひとりの暮らしと想いに向き合います。畳を替えて終わりではなく、その先の時間まで後悔させないこと。それが職人としての私の責任です。

森吉久志プロは四国放送が厳正なる審査をした登録専門家です

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