人生最後の畳替えになるかもしれない
畳替えの相談を受けていると、
こんな言葉をよく聞きます。
「もう年やし、これが最後の畳替えかもしれんね」
畳は、何度も替えるものではありません。
特に60代、70代を過ぎると、
“最後”を意識して選ばれる方が多くなります。
だからこそ、
この畳替えで後悔するか、しないかは、
その後の暮らしに大きく影響します。
後悔する畳替えに共通していること
これまで多くの現場を見てきて、
後悔につながる畳替えには共通点があります。
- 値段だけで決めてしまった
- よく分からないまま話が進んだ
- 「とりあえず」で選んでしまった
畳そのものが悪いわけではありません。
選び方が、その人の暮らしに合っていなかった
それだけのことがほとんどです。
畳は「誰が、どう過ごすか」で決まる
畳を替える目的は、人それぞれです。
一人で静かに過ごす部屋
孫が走り回る部屋
仏壇に手を合わせる部屋
同じ六畳でも、
求められる畳はまったく違います。
だから私は、
素材や工法の前に、
「誰が、どんな時間を過ごす部屋か」
を必ず聞くようにしています。
後悔しない人が選んでいるもの
後悔しない畳替えに必要なのは、
知識でも、価格でもありません。
「ちゃんと話を聞いてくれる人に頼むこと」
それだけです。
後悔しない畳替えをされた方に共通しているのは、
高い畳を選んだことではありません。
- ちゃんと話を聞いてもらえた
- 納得するまで説明を受けた
- 自分の暮らしを考えてくれた
この3つがそろっていることです。
畳替えは、
床をきれいにする作業ではありません。
これからの暮らしを整える仕事だと、
私は考えています。
人生最後の畳替えだからこそ
「これでよかった」
そう思ってもらえる畳替えをするために、
私は急がせる仕事はしません。
365日対応していますが、
大切なのは早さではなく、納得です。
人生最後になるかもしれない畳替え。
だからこそ、
後悔の残らない選択をしてほしい。
それが、
畳職人としての私の一番の想いです。




