【知っておきたい「結露」の話】

吉田雅俊

吉田雅俊

テーマ:【株式会社MASA】

窓のお悩みで上位にくるのが「結露」問題。
なぜ、窓に結露が発生するのでしょうか。
それは、家の中でも1番寒い(冷たい)箇所が窓だからです。
では、結露が発生すると、人体にどのような影響を及ぼすのでしょうか。
結露による湿気はカビやダニの発生を促し、ご自身やご家族の健康リスクが高まります。
特にカビは湿気を好み、結露が発生しやすい環境では繁殖しやすくなるため注意が必要です。
さらに、ダニの排出物や死骸はアレルギー反応を引き起こし、シックハウス症候群やアトピー性皮膚炎などの症状を誘発する可能性があります。
結露による湿気は、建物の壁、天井、床などの建材に影響を与え、カビや腐食、サビの発生を招きます。
シックハウス症候群 : カビやダニが原因の一つと言われています。
アトピー性皮膚炎 : カビやダニが原因の一つと考えられています。
小児ぜんそく : 住環境の影響による病気の可能性があり、カビやダニによる室内空気の汚染が原因の一つとされています。
アレルギー性皮膚炎 : 病気を引き起こすアレルゲンの多くがカビやダニが原因の一つと言われています。
しかし、ダニやカビは湿度70%ぐらいから盛んに繁殖しますが、
湿度約55%以下では活動が弱まります。
つまり、室内にも結露を発生させないように適度な湿度の条件をつくることが、ダニやカビの発生を抑えることに繋がります。
それでは、どうすれば「結露」は防げるのでしょうか。
まず一番大切なのは、換気です。
換気不足が結露にとって一番の問題です。
ちょっとの換気だけでも、効果的です。
また、断熱窓に変えることも、結露の発生の抑制に繋がります。
断熱窓は同じ温度・湿度条件でも結露が減って、すっきり。
外が寒くても窓はその影響を受けず、冷たくなりにくいので、結露の発生が抑えられるというわけです。
※結露の発生は窓の性能だけでなく、住まいや他の自然環境にも影響されます。
室内の条件によって、結露が発生する場合もあります。
結露による悪影響、想像以上にたくさんありますね。

これからマイホームを建てられる方は、この結露のことも考慮し、
住まいの断熱性能、換気能力、通気性、気密性、、省エネルギー適合住宅、
などを検討項目に付け加えてみてはいかがでしょうか。

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吉田雅俊
専門家

吉田雅俊(玄関ドア、窓リフォーム事業者)

株式会社MASA

窓や玄関ドアを扱う販売店に勤務していた経験を生かし、開口部の採寸や見積もり、取り付け工事にスピーディーに対応。断熱性や防音性、防犯性の向上により快適な生活をかなえます。

吉田雅俊プロは四国放送が厳正なる審査をした登録専門家です

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