猪子和幸プロのご紹介
障がいや年齢などに関係なく、誰もが利用しやすいWEBサイトづくりをお手伝い(2/3)
アクセシビリティ検査について学び、重度障がい者の自立支援も視野に活動
「アクセシビリティの検査項目は多岐にわたります。アクセシビリティの知識を持つ会員が一つ一つ目視で検証し、JIS規格の適合レベル『A』『AA』『AAA』で評価されます」と猪子さん。
高齢者や弱視の人が文字を判別できるよう、文字の色と背景の色にコントラストが付けられているか。視覚障がい者が画像の内容を理解できるように、音声読み上げができる代替テキストが設けられているか。聴覚障がい者に向け、動画音声に字幕が付与されているか。マウス操作が難しい人が、キーボードだけでクリックしたい場所の選択や実行ができるように設計されているかなどを確認します。
「実務は、IT大手『日本IBM』の子会社『インフォ・クリエイツ』の元社長で、アクセシビリティ検査の第一人者・加藤均さんから習いました。膨大なページ数からなる総務省のWEBサイトの診断を任された時は大変でしたが、みんな達成感がありましたね」
実は、協会の立ち上げは2度目。2018年に加藤さんらと共に設立しましたが、翌年に加藤さんが急死し、やむなく解散することに。再度のチャレンジには、猪子さんの並々ならぬ思いが込められています。
「今後は重度障がい者の支援に力を入れたいと考えています。パソコンをはじめ各種機器の開発も進んでいますが、使いこなして仕事ができるようになるまでには、技術指導、機器の購入や無償貸与など、クリアしなければならない課題がたくさんあります。彼らの自立を実現させて初めて、真の障がい者支援と言えるのではないでしょうか」
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