「新盆を終えて、旧盆へ ― ふたたびご先祖さまを迎える準備のとき」
秋分の日とおはぎ ― 先祖を想い、こころを結ぶ日
秋分の日は、昼と夜の長さがほぼ同じになり、自然の調和を感じる日です。古来より日本では、この日を中心とした一週間を「秋彼岸」と呼び、ご先祖さまを供養する大切な時期として過ごしてきました。
お彼岸のお供え物といえば「おはぎ」。秋に収穫される小豆を使い、邪気を払うとされる赤い色が、ご先祖さまを想う気持ちと結びついています。もち米と小豆あんを丸めたおはぎは、家族の絆を深めるだけでなく、仏壇やお墓へのお供えとしても欠かせないものです。
「春はぼたもち、秋はおはぎ」と呼び名を変えるのは、春は牡丹、秋は萩の花になぞらえたもの。四季折々の自然を大切にしてきた日本人の感性が、ここにも表れています。
秋分の日に、仏壇におはぎを供え、静かに手を合わせる。そのひとときが、ご先祖さまと自分たちを結ぶ「こころのやすらぎ」へとつながっていくのです。
陽光堂では、仏壇・仏具をはじめ、先祖供養の心を大切にする品々をご用意しております。秋分の日、ご家族とともにご先祖を偲ぶ時間をお過ごしください。
「秋分の日におはぎを供えて、ご先祖さまへ感謝を」



