【お盆1週間前】ご先祖様をお迎えする準備を、ゆっくり整えましょう
7月または8月の13日、この日は「盆の入り」と呼ばれ、お盆の始まりを意味します。日本各地で少しずつ習わしは異なりますが、多くの地域でこの日からご先祖の霊をお迎えし、家族そろって祈りを捧げる大切な時間が始まります。
盆の入りの日には、仏壇や精霊棚を整え、花や果物、季節の食べ物をお供えします。また、玄関先や門前で「迎え火」を焚き、ご先祖さまが迷わず帰ってこられるよう道しるべを立てる風習もあります。ナスやキュウリで作った精霊馬(しょうりょううま)、精霊牛(しょうりょううし)を飾るのも、この時期ならではの風情ある風習です。
お盆は、亡くなった方々を思い出し、その存在を心に感じる大切な機会です。家族とともに手を合わせるひとときは、今ある命のつながりを感じさせてくれます。
「忙しい日々の中で、こうして心静かに手を合わせる時間を持つ」
それだけでも、十分な供養になります。
今年のお盆も、ご先祖さまとのご縁を感じながら、心穏やかな時間をお過ごしください。



