命つながる家系図 代表の塩崎明子です!
あの夏から始まった。
波乱万象だった父の自分史をまとめようと思っている矢先、病気で倒れ、話もできない状況での8か月間の闘病生活。
72歳になる夏に病院で息をひきとった。
家系図が完成したのは父の一周忌。
叔父から、私が生まれる前に亡くなった祖父のことを聞くことが出来た。
祖父は、満州からシベリアへ抑留され
運よく日本に戻ってこられたことをそこで初めて耳にした。
父は満州生まれ。
当時幼かった5歳の父は、戦後3歳の弟と頭を丸めて男装をした祖母と満州からの引揚げ船で日本へかえってきた。
戸籍を調べ父に聞きたい事がたくさんある。
就職して忙しい生活の中で遠く離れて暮らし、ゆっくり話をする機会も持たぬまま父を見送ったことを非常に後悔した。
父がなぜ祖父の事を話してくれなかったのか。
今思えば祖父は、帰国後、家族を顧みず父や祖母に苦労をかけたと聞いている。
親族から聞いて少しずつ見えてくる事実。
父や祖父の抱えていた想い、癒されなかった想い。
シベリアでの体験記などを読むたびに、祖父が体験したであろう壮絶な記憶が帰国後の祖父を悩ませていたことは想像に難くない。
そこに今寄り添いたいと先祖とルーツを調べている。
なぜなら、「先祖を知る事は、自分を知ること、この体に刻まれたDNAを紐解くこと」となるからだ。
それまで歴史や戦争に興味を持たなかった私が、以来過去の歴史を自分の事として、興味を持つようになった。
歴史を知れば知るほど、命を繋いでくれたご先祖様への感謝の想いがあふれてくる。
先祖がいたから、今の私がここにある。
人はなぜ生きるのか?
家系図を創り、先祖の想いを知り、生きる使命を伝えたい。
家系図・自分史・終活アドバイザー
家系研究所 研究員
株式会社みそら
代表取締役 塩﨑明子