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暑さを和らげ、寒さを抑え、心地よい空間づくりで地域社会に貢献

遮熱工法で快適な室内環境を支える屋根メンテナンスのプロ

福島正二

福島正二 ふくしませいじ
福島正二 ふくしませいじ

#chapter1

自然素材を用い、快適さと強さを兼ね備えた住まいを提案

 島根県雲南市で住宅事業と遮熱工事事業に取り組む「アレックス創建」。取締役会長の福島正二さんは、自然素材と通気断熱WB工法を組み合わせた、家族の健康と快適な暮らしに配慮した住まいづくりを手掛けています。

 住宅には、沖縄のサンゴを主原料とする塗り壁材や、北海道産のホタテの貝殻を原料とする漆喰素材などを採用。調湿性や脱臭性など、素材の持つ特長を生かした住環境づくりを大切にしています。

 また、福島さんが採用する「通気断熱WB工法」は、壁の中に空気の通り道を設け、気温の変化などを利用して空気を循環させる工法です。湿気や生活臭などを屋外へ排出しやすくし、室内の空気環境や建物の耐久性に配慮した住まいを実現します。

 注文住宅のほか、規格住宅や平屋住宅にも対応。リフォームやメンテナンスも手掛け、家族の暮らし方や予算に合わせた住まいづくりを提案しています。

#chapter2

「サーモバリア」による遮熱工事で、働く人の健康と快適な職場環境を守る

 福島さんが2025年から力を入れているのが、工場や倉庫などの暑さ対策を目的とした遮熱工事事業です。その背景には、厳しい暑さのなかで働く人たちの環境を改善したいという思いがあります。

 採用している「サーモバリア工法」は、特殊なアルミ遮熱シートを工場などの折板屋根に貼り付け、太陽から伝わる輻射熱を反射する工法です。輻射熱を97%カットする性能を特長とし、屋根から室内へ伝わる熱を抑えることで、夏場の暑さ対策を支援します。

 施工した工場では室内温度の低下が見られ、熱中症対策に加え、冷房費の削減も期待できます。また、冬場には室内の熱が逃げるのを抑え、暖房費の節約につながる効果も期待されています。屋根にシートを貼る施工方法のため、工場の稼働への影響を抑えながら工事を進められる点も特長です。

 製造業や鉄鋼業、店舗などから相談が寄せられるなか、福島さんは今後、学校の体育館への施工にも目を向けています。災害時の避難所にもなる体育館の環境改善は、地域の安心・安全にもつながると考えているからです。

 設備だけでなく、そこで働く「人」の健康と安全を守ること。福島さんは、遮熱工事を通じて、快適な職場環境づくりと省エネルギー化の両面から地域企業を支えようとしています。

福島正二 ふくしませいじ

#chapter3

地域に根差し、住まいと職場の環境づくりを通してふるさとに恩返し

 大工だった父親のもと、幼い頃から家づくりに親しんできた福島さん。中学卒業後は設計事務所で働きながら夜間高校に通い、大阪の工業大学へ進学しました。卒業後は故郷の島根に戻り、総合建設会社で現場監督として公共施設や住宅の施工に携わり、一級建築士の資格も取得。定年退職後、仲間の助けを得て、2014年4月にアレックス創建を設立しました。

 現在は次男が代表を務め、長男も設計事務所を運営。それぞれの専門分野を生かしながら、地域の住まいづくりを支えています。

 福島さんは、青年団の活動や地元の祭りの世話役など、地域とのつながりも大切にしてきました。今後はサーモバリアの効果を実際に見て、触れて、体感できる設備の設置も構想しています。

 住まいも職場も、そこで過ごす人にとって快適で安心できる場所であるように。福島さんは、これまで培ってきた建築の経験を生かし、暑さに悩む人々や地域の企業を支えながら、ふるさとへの恩返しを続けていきます。

(取材年月:2026年10月)

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専門家プロフィール

福島正二

遮熱工法で快適な室内環境を支える屋根メンテナンスのプロ

福島正二プロ

建築士

株式会社アレックス創建

遮熱アルミシート「サーモバリア」を用いた屋根メンテナンスを展開。工場や倉庫の屋根から室内に伝わる太陽の輻射熱を抑え、従業員の熱中症対策や労働環境の改善、光熱費の削減につながる施工を提案します。

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