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阿部哲也プロは九州朝日放送が厳正なる審査をした登録専門家です

メンタル

阿部哲也

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テーマ:ブログ

今週は平日から試合三昧

U-12でフェスティバルに参加

U-12だけども、来たメンバーは実力や普段の練習に対する姿勢、努力している等総合的に勘案して

できるだけ時間を与えました。

2年生だろうが4年生だろうが6年生だろうが

来たメンバーは本当に貴重な経験が出来たんではないかと思います。

ほとんどが県外のチームで

大阪や長崎、山口、福岡などのチームと対戦する機会は早々ないですからね。

案の定、良い練習が出来ました。




あくまでも「練習」という位置づけなので、試合への入り方、取り組み方が

意識の高い選手と低い選手とはっきり「差」になっていましたね。

要は「競争」の意識が薄いということ。

「競争」の意識でやっていたら、暑い・雨などの条件関係なしに

必死にプレーします。

「競争」に「勝ちたい」から。

「本当に上手くなりたい・強くなりたい」から。




でも、何名かは残念ながら力を抜くプレーをしていました。

ワカタケの稲若社長も言っていました。




セレクションは

良い選手か良い選手でないかは1日見ればわかる。。。と。




私もそう思います。

私なら試合の1分、1プレーで判断できます。

上手いか下手かだけではなく

サッカーに対しての向き合う情熱の温度

取り組み方・姿勢

この局面・この試合・このセレクションに勝ちたいというプレーを。

人間関係や恋愛、ビジネスもそうだと思います。

「先手必勝」

最初に出せなかったら、余程相手が致命的なミスをしない限り、勝ち目はない。

グラッソも佐賀ではどこのチームもどの選手も取り組んでいないことをやっているからこそ、「成果」が上がる。

「結果」は「必然」

その事を分かっていない選手がいることが残念。

それでは、高いレベルでの戦い・競争に勝ち目はない。




試合・練習のスタート1歩目からエンジン全開で行かないと

力を余してプレー出来るほど経験を積んでいないし、ベテランではない。

「力」不足なのに、どこか勘違いしている。

それは選手なのか・親なのか

はたまた両方なのか。

とにもかくにも、勘違いから良い物は生まれない。

そこを自分でコントロールできるくらい成長していかないと先はないよ。

心・技・体とあるように

心を整え、勝つための技を覚え、身体を鍛える。

私は

心・体・技

の順番でないと成果は出ないと思っている。




心が伴っていないと成果は出ず、身体は主体的に動かない。

主体的に動かないと、技術・スキルなどの技なんて覚えられない。




自分がどこを目指し

何の夢を持っているか




そろそろ「目的地」を見つけよう。




じゃないと、ナビできず、「迷子」になるよ。

その中でも、GKこうたは抜群だった。

サッカーに対する姿勢、向き合い方、競争に勝ちたい欲、プレーの量と質

どれを取っても今、現役4年生では日本トップレベルではないかと思っている。

現に、6年生相手の試合でことごとくスーパーセーブを連発。

どの相手チームの監督・コーチ・選手からも認められる程の「力」を持っている。




彼はグラッソに入団するまでは、人間関係など色々あって不登校だった。

お母さんも悩んでいて、彼は、グラッソに来ることを決めた。

すると、そこから行動が変わる。

自分から学校に行くようになり、サッカーも自分からGKを始めたいと言ってきて、自分で模索しながらトレーニングしている。

練習前1時間前には必ず練習場に来て、自主練をする。

昨日も練習は雨と雷で練習途中で中止になったが、雷が止んでからは最後まで1人残って自主練していた。




先日、5月にスペイン・ドノスティカップに推薦しようと彼に打診したら彼はこう答えた。

「家は父さんが早くに亡くなって、その時に相続した自分のために遺してくれた自分のお金があります。そのお金であればお母さんは言って良いよと言ってくれたので、僕は自分のお金で行きます」と。




そして、スペインでサッカーをする「夢」を叶え

現地でもプレーで高い評価を受けた。

大活躍だった。

おかげで、準々決勝に進んだチームの「助っ人」までお願いされて

その試合で試合開始早々からスーパーセーブ3連発




まだ4年生ですよ?




こんなことが言えて、結果を出せる4年生がいますか?




私も4歳の時に早くに父を亡くした身。

それでも、もがき苦しみながらプロサッカー選手という夢を持ち続け、その目標を叶えた。

私と彼は同じ境遇。

「生きる教科書」があれば、彼も間違いなく羽ばたける。




彼のような強靱なメンタルで「自立」できる選手が1人でも多く育ってくれることを祈りながら指導をしていく。

そして、彼のように早くそうなってほしい。

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阿部哲也
専門家

阿部哲也(サッカー監督)

グラッソFC

元Jリーガーが指導する、子どもを対象にした選手育成型サッカークラブ。技術や理論を教えつつも心の成長を重視し、世界を目指す選手を育成。ナイター完備の人工芝コートで練習でき、海外クラブチームとも提携。

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