成長の道

昨日はトップリーグ、U-10リーグ共に素晴らしい戦いと内容でした。

Bチームの選手たちも広いピッチで試合をするのが初めての選手もいる中で粘り強くプレーできたのではないかと思います。

基本的に、トップを目指す上で、常に右肩上がりに成長はしません。
N成長と言われるNの字と、水の沸騰するときの温度変化のような成長を辿ります。

紆余曲折と言うように、上手くいかないときもあるし、トップを目指していると上手く行かないことだらけにもなります。

そして、Nの字のごとく下方に向かった時に、だいたいの人はチャレンジすることを恐れてチャレンジしなくなり、諦めてしまうことがほとんどです。
それは「逃げ」となり、状況が変わらないどころか、成長は明らかに止まり、衰退が始まります。
これは皮膚や筋肉など、様々な分野での成長と同じです。

人間はこの下方に行き着いた時に人としての「真価」が問われます。

トップアスリートはここで「大きく自分を変えたい！！」と思い、即・行動に移します。

でも、「大きく自分を変えたい」なら
簡単に、楽して大きく変われるものではありません。
「大きく自分を変えたい」なら
読んで字のごとく
「大変」なことをしなきゃね！！

「大変」って、苦しいとか辛いとかのイメージだと思います。
そう、「自分を大きく変えたいなら大変なことをして、大変な思いをすることが」自分を大きく変える=大きく成長することに繋がります。
久保建英選手が言っていた「学生時代、皆が友達と遊んだり、ゲームしたり、旅行したりしてる人たちがいる時も、僕はそれがサッカーだったし、サッカーが生活の一部だった」
これがわかりやすい「大変」と言う意味です。
「自分ややりたい事を犠牲にして取り組む」
これが「大変」であり「努力」だと思います。
私も間違いなくそうでした。
トップアスリートは皆「共通」しています。
だから、トップを参考にし、お手本とするべきなのです。
偉大な経営者・人物もその業界のトップアスリートです。

そしてトップアスリートは大変な思い・大変なことを「ポジティブ」に物事を捉え、楽しんでしまいます。

そうなったら「最強」です。
まさにドラゴンボールの孫悟空であり、スラムダンクの桜木花道です。
ドラゴンボールやスラムダンクに全てが詰まっています。
悟空は何度も挫折してからとんでもない努力をして、味方の想像を遥かに超える成長してスーパーサイヤ人に
桜木花道は不良のド素人から「晴子さんにモテたい」一心で基礎・基本から積み上げて、県大会では何度も退場しながらもがいて、チームメイトのサポートを受けてバスケットマンとしての必要な要素を誰よりも速く習得していき、目標が「チームが勝つこと」にシフトチェンジしていき、バスケットをこよなく愛した努力家

その世代に生まれ、リアルタイムでドキドキして心を動かす存在、尊敬する存在に出会えたことが、育成年代だった私にとって素晴らしい財産となりました。
後は憧れを持って真似すればいいんですから！

「一瞬の苦しみ」と「後の後悔を引きずる」
どちらが良いですか？
選ぶのはプレーしている「自分」です。
それは団体・組織と言う名のチームにおいても同じこと。

今回の試合は1人1人が「大きく変わるきっかけ」になったと思います。
「自信」がついたのではないかと思います。

成長へのプロセスってそういうことです。

後は、その「大変」なことの矢印を間違えないこと。

私が今からアイドルや韓流スターになろうと目指していくら頑張っても、それは限りなく不可能です（笑）
でも、こう言って私だってなりたいですよ！！
彼らみたいに「キャー！！」って黄色い声援をいただきたいんですよ！！（そう思ってサッカーしてきたけど、言われたことはない（笑））
目指すとかなれる権利は持ってるんですよ！！

でも、自分を客観的に見て分析したらそこを目指すことは「方向」を間違うことになる。

悟空だって桜木花道だって「キャー！！」とは言われていない。（笑）
でも、自分のことを理解して自分の夢や目標・目的を持って取り組んで戦ってるから達成できてるし、皆から憧れる存在になるし、作者の想いが皆にそう伝えたいとマンガを通して伝えています。

同じ。
「サッカーを通して皆に伝える」ことが大切であり、個性であり、「情熱」なんです。

努力は方向とタイミングを間違えれば、自分の想いと連動せず、簡単に裏切りますので。

しかし、コインの裏表があるように、方向とタイミングが合って、連動するようになれば、その努力は裏切らないし、絶対に嘘はつきません。

後は「夢」を持ち「明確な目標」を設定した上で、その「手段」と「環境」が大事です。

次に向けて準備していきましょう！！