教育現場での金融教育推進

2015年9月7日

テーマ：学校でのセミナー

コラムカテゴリ：お金・保険

　７月に沖縄県金融広報委員会の会議に参加し、８月は大阪にて日本ＦＰ協会主催の「大学におけるパーソナルファイナンス教育の普及を考える」シンポジュウムに参加してきました。初めて知ったことですが、リーマンショック以降、欧米各国では国を挙げて国民の金融行動の改善を支援する動きが強まり、Ｇ20でも国策として金融経済教育を推進していくべきという共通認識が持たれ２０１２年６月にＯＥＣＤ金融教育に関する国際ネットワークが「金融教育のための国家戦略に関するハイレベル原則」が承認されました。日本でも「金融経済教育推進会議」が設置され、金融経済教育の普及に向け諸策が動き出しています。県内でも教育現場での金融教育の取組みを推進していこうとの事でしたが、参加していた教育庁の先生方からは後ろ向きの発言が多いのが気になりました。ただ、弊社ﾗｲﾌﾞｱｯﾌﾟでは、５月に石垣中学校２年生、７月に名護商工３年生、八重山商工２年生と学生向けの講義依頼が続き、保護者向けには真和志高校、琉球大学附属中学校にて教育資金に関するセミナーを担当しました。意外に時代の先端を走っているのかもと密かに自画自賛しています。
　社会に出ると否応なしにお金と関わりを持たなくてはなりません。年金制度や納税に関しても国民の義務ですが、そのことについてきちんと教えてもらった記憶はありません。知らない事で損をする可能性もあり、最低限の金融経済に関する知識は必要だと感じています。５月には沖縄県金融広報委員会の金融アドバイザーに任命されました。いいチャンスだと捉えて積極的に教育現場での講義でも取り組んで行こうと思います。

この記事を書いたプロ

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慶田城裕（有限会社　ライブアップ）

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