塗装・防水・ひび割れ対策で生活の安心を提供するプロ
宮城卓朗
Mybestpro Interview
塗装・防水・ひび割れ対策で生活の安心を提供するプロ
宮城卓朗
#chapter1
「何よりも“安全”であることが住環境の基本だと思っています。」と話すのは、南城市佐敷字津波古で、塗装や防水を始めとする住宅リフォームを行う「あおい建装」の宮城卓朗さんです。2014年で創立15周年を迎えました。
「今でも工事の内容に関しては、常に自分の親族が住む家というつもりで、事前に二重三重の確認と現状把握を行います。」
そんな意識で約20年、この仕事を続けてきました。多くのお客様とやり取りするうちに、沖縄の住宅が抱える問題点が浮き彫りになったと宮城さんは言います。
#chapter2
「1981年の新耐震基準より前に建てられた、築30年から40年のコンクリ住宅は劣化が進んでいる可能性があり、早めの対策が必要です。」さらに深刻なのが、業者側もお客様側も、ひび割れそのものに関心が低く、問題化されていない点です。
「これはひび割れ問題の歴史が浅いということが挙げられます。コンクリ住宅のリフォームの目安は約30年なのですが、新耐震基準以前の建物がここ数年でちょうどそのタイミングを迎えています。」
そもそもコンクリ住宅にとってひび割れはどんな影響があるのでしょうか?まず雨水や塩分が入り込み、中の鉄筋が腐食します。コンクリは元々アルカリ性なのですが、腐食の影響で中性、酸性へと変わっていき、徐々にコンクリもボロボロになってしまうのだそうです。宮城さんいわく「がん細胞と同じで、放置しておけば建物全体の鉄筋に広がり、危険な状態になる」のだそうです。
さらに、新築に強い業者さんや職人さんは比較的多いのだそうですが、コンクリの補修や修繕、その意識のある業者さんなどはまだまだ少ないことも問題なんだとか。そんな中宮城さんは、ひび割れ修繕の必要性を早くから認識し、多くの現場で実績を重ねてきました。
「現在はひび割れ修繕の技術や資材が飛躍的に進歩して、余程の状態で無い限り、ほぼ対応は可能なんです。なので、安心して生活するためにもぜひご相談くださいね。」
#chapter3
時代や社会情勢とともに変化する住宅事情。宮城さんもひしひしと感じていると言います。「僕がこの仕事を始めた時、家というのは、リフォームやメンテナンスをしつつ永久的に建っていて、何世代にも渡って住み続けるものと思い込んでいました。ですが色々な方にお話を伺うと、半永久的に今の自宅を使い続けたいという人が殆どいないんです。自分たち世代だけで十分、今後30年ぐらい住めれば、という方ばかりで。」
だからこそ、宮城さんはこう感じたそうです。「“100年住宅”なんて言葉がありますけど、ニーズとしてはそんなに無いのでは、という印象です。お子さんがいても別に家を立てたり、独立したり、さらに間取りが古くて敬遠される、なんてお話をしょっちゅう聞きました。これらを踏まえて、現代に必要なのは100年ではなく“60年住宅”ではないかと思ったんです。」
「60年住宅」とは一体どういうことでしょうか?「新築から60年、きれいに安全に安心して住める住宅を維持するのに、十分な工法を提案し、それ以上に高額な工法を無理に提案せず、適正価格を提示するものです。そうすればお客様は予算など色々な面で無理せずに済みます。」
家に対しての考え方が多様化する現代。宮城さんにとって「住宅」とは?と聞きました。「楽しく安全に暮らすためのベースだと思うんです。毎日笑顔で過ごしてほしい、そんな思いで今後も住環境作りの面から社会の役に立ちたいですね。」
(取材年月:2014年11月)
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宮城卓朗プロ
あおい建装株式会社
外壁の劣化は建物の劣化に繋がります。劣化した箇所からは、雨・紫外線等の影響を直に受け、外壁や屋根とともに内装もボロボロに。また、コンクリ住宅のひび割れはあまり関心が高くないですが、注意を払いましょう。
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