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伊良波朝義プロのご紹介

日本と琉球、両方の建築文化を取り入れた斬新な建築設計(1/3)

義空間設計工房 代表取締役 一級建築士 伊良波朝義

著名な建築家に師事し、知識と経験を積んだ

那覇市真地、南部医療センター近くにひときわ目を引く白亜の建物があります。大きくはないのですが、美しい花ブロックとしゃれたデザインが印象的なCasa Villa真地という集合住宅で、設計を担当したのが伊良波朝義さんです。この建物は沖縄県建築士会の住宅建築大賞、日本建築学会の建築九州賞奨励賞、さらにグッドデザイン賞も受賞。県内はもとより全国的にも高い評価を受けました。

 伊良波さんは琉球大学工学部建設工学科を卒業後、戦後の日本を代表する建築家のひとり内井昭蔵さんが主宰する内井昭蔵建築設計事務所に入所します。そして明治学院大学新本館、世田谷区立中町小学校・玉川中学校、石川県七尾美術館、茨城県営もみじが丘団地など、大学や公共施設、集合住宅などのプロジェクトに参画したほか、天皇・皇后のお住まいである吹上御所の設計にも携わりました。

「東京の内井昭蔵建築設計事務所で学んだことをベースに、今仕事をさせていただいています」と話します。沖縄で生まれ育った伊良波さんですが、いったん沖縄を出て著名な建築家に師事し、知識と経験を積んだわけです。それが建築家としての自分のベースになっていると同時に「沖縄に戻って沖縄の建築のよさや魅力も再認識しました」といいます。

 吹上御所や衆議院副議長公邸、石川県七尾美術館など、国や地方自治体の建築物を多く手がけた内井昭蔵氏のもとで学んだ伊良波さん。それを基盤に沖縄伝統建築のよさも設計に取り入れているのです。

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