出張講習へのお誘い
何回も引っかかってしまうコトバはありませんか
かつて某国の万景峰号(マンギョンボン)という船がニュースになった時、アナウンサーの中で「言いにくい言葉」として話題になりました。
いまでは「赤万景峰号 青万景峰号、黄万景峰号」という早口言葉まで作られています。
タレントの「きゃりーぱみゅぱみゅ」さんが最初に脚光を浴びたときも、“業界”に激震が走りました。言えない人が続出したのです。
もっとも正式には「きゃろらいんちゃろんぷろっぷきゃりーぱみゅぱみゅ」だそうですが…。
最近のニュースに登場するロシア義勇軍の司令官は「デニス・カプースチン氏」。
話題になったアルツハイマー病の治療薬は「レカネマブ」。
言いにくいことばはカタカナの目あtらしい言葉ではなくとも、身近に存在します。
卒業証書授与。
沖縄タイムス社社長。
本醸造酒。
苦手な音を克服するには
では、何度も引っかかってしまうような用語をしっかり伝えるにはどうしたらいいでしょうか。
実は、苦手だと思うと人間、早口で通過しようとするのです。
暗くて不気味な場所を駆け足で通り過ぎたくなるのと同じことです。
早口になると、自然と口先でしゃべるようになります。すると口の構えが甘くなって却ってうまく言えないのです。
「卒業証書授与」と続けて言わなければという意識をちょっと変えてみて、
「卒業証書」の「授与」ととらえれば、それぞれをしっかり発音すればいいわけです。
それぞれを言ってみて、そのあと続けてみてください。間に見えない「点」があるイメージです。
「本醸造酒」も、「醸造酒の」モノホンということですから、「醸造酒」の方を意識すればいいのです。
続けて発音するという意識を少し変えるだけで、意外といえるようになります。