【避難所の闇】衝撃の備蓄品没収とクレクレ被害に遭う防災グッズ5選

「南海トラフ地震が起きたら、自分の地域は大丈夫だろうか…」
そんな不安を“具体的な備え”に変えるために、まず知っておきたいのが 国の被害想定(最新版) です。
国の新たな想定では、南海トラフ巨大地震による 最大死者数は約29万8,000人。
そして致命的なのは、死因の多くが 揺れではなく“津波”という点です。
この記事では、想定死者数が多い県トップ5をランキングで紹介し、
なぜ危険なのか(地形・津波特性)と、今日からできる「命を守る行動」をまとめます。
自己紹介

私は大分県別府市の消防本部で約10年間勤務していました。
消防隊、はしご隊、救助隊などを経験し、
平成28年熊本地震での災害活動や、大分県中津市の山崩れ、広島県の豪雨災害での捜索活動など、多くの大規模災害現場での経験があります。
この経験をもとに、皆様に分かりやすく防災について発信していきたいと思っています。
では、解説します!
南海トラフ巨大地震:想定死者数が多い県トップ5
国の想定(最大)では、都道府県別の想定死者数トップ5は次の通りです。
上位の県に共通するのはシンプルにこの2点です。
震源域に近く、強烈な揺れ+被害の連鎖が起きやすい
津波が“早く・高く”来る(逃げる時間が短い)
ちなみに揺れですが、日本各地で最大震度7が想定されています。
最大震度7は震度階級の中で最上級。
立っていることができず、這わないと動けないほどの揺れです。
固定していない家具のほとんどが移動・転倒し、耐震性の低い建物は倒壊するものが多くなります。
古い家は確実に倒壊すると思ってください。
【県別】なぜ危険?リスクの理由を簡単に解説
第5位:三重県(約2万9,000人)
2万9,000人。まず数字を見て気づいて欲しいんですけど、
東日本大震災全体の死者・行方不明者数は約2万人です。
南海トラフ地震の規模感が桁違いなのがわかりますよね。
三重県は リアス式海岸など地形の影響で、津波が局所的に高くなりやすい側面があります
昨年私も現地に足を運びました。
この綺麗な水平線の向こうから巨大津波がくると思うと鳥肌が立ちました。
和歌山県から三重県沿岸に電車が通ってるので、乗ってみましたが、沿岸沿いに古い民家がすごく多い印象でした。
地震の揺れに耐えられず倒壊したら、どうしますか?
奇跡的に生き残っても、倒壊した家屋から出られなくなれば、
津波に飲み込まれる。火災が発生して巻き込まれる。
死にたくなければ今すぐ対策するべきです。
特に1981年6月1日未満に建築許可がおりた建物は旧耐震基準なので、本当に危険です。
熊本地震でも阪神淡路大震災でも、倒壊家屋のほとんどは旧耐震基準でした。
【ポイント】
・耐震診断を受ける(無料で受けられる可能性が高い)
・結構田舎なので避難路が土砂崩れ等で塞がれる想定もある
→避難ルートは1本ではなく複数(第3候補まで)が安心
第4位:宮崎県(約3万3,000人)
宮崎県は日向灘側の影響も含め、津波被害の想定が大きい県の一つです。
去年宮崎県延岡市に足を運びましたが、とにかく高い建物がない…
さらに私が実際に感じたのは、わりと平地なので、内陸部に逃げても津波に飲み込まれる危険が大きい。
津波の速度はオリンピックの100m走る選手と同等、もしくはそれより速いです。
今すぐハザードマップを確認して、どこに避難すれば良いのかを確認しておきましょう!
延岡市津波ハザードマップ
【ポイント】
・沿岸部で高い建物が少ない地域は、避難先の選択肢が限られる
・徒歩で間に合わないケースもあるため、最寄りの避難ビル・避難丘を事前に把握
第3位:徳島県(約4万1,000人)
徳島県は海に面した地域が広く、沿岸部だけでなく “川を遡上する津波”も警戒ポイントです。
海が見えない場所でも、河川沿い・運河沿い・低地は要注意になります。
徳島県は水の都と言われるくらい川が多いので、地形的な部分で弱点があります。
住んでる方、訪れる方は必ず頭に入れておきましょう!
【ポイント】
・「海から離れているから安心」ではなく、川沿いは津波ルートになり得る
・避難は“より高い場所”が原則(横移動より縦移動)
・川が多いので注意する
第2位:高知県(約4万6,000人)
高知県は、日本トップクラスの津波想定がある地域として知られています。
特に黒潮町は 最大津波高34.4m が想定されており、到達も非常に早いです。
ちなみに34mってマンションの12階に相当するので、尋常じゃない高さですよね。
地震が発生したら数分でその高さ以上の場所に避難できる自信はありますか?
揺れがおさまるまで、その場で待機。なんてこと言ってられないかもしれないですね。
ちなみに東日本大震災の最大津波高は20mだったので、その1.5倍の高さです…
【ポイント】
・「揺れが収まってから」は遅いことがある(とにかく高い場所へ)
・高台が遠い地域では、津波避難ビルの事前確認が生死を分ける
第1位:静岡県(約10万1,000人)
静岡県は想定死者数が突出して多く、全国ワーストです。
理由は「人口・沿岸部の広さ」に加えて、東海エリアの被害が大きくなるケースが想定されていること。
揺れによる建物倒壊や津波で命を落とすことはもちろんですが、
もう一つ大きな危険があります。
富士山大噴火…
1707年に宝永地震(南海トラフ地震)が起きた時も、その49日後に富士山が噴火しています。
地震の影響で富士山の噴火が誘発される可能性が超高いです。
もう300年噴火してないですが、富士山は歴史的に見ると30年に1回のペースで噴火しているそうなので
富士山からすると異常事態が発生しているということを頭に入れといてください。
当然300年マグマも地下に蓄積されてるので、次起こるときはどうなるか…
ここで富士山噴火について触れすぎると長くなるので、また別の記事で書きますね。
皆さんが思ってる以上に、日本全国への被害も大きいと思います。
あらゆるインフラが破壊されます。
静岡に住んでるわけじゃないから、大丈夫。なんて絶対思わないでくださいね…
【ポイント】
・揺れの直後から行動が遅れると、津波で逃げ切れない可能性が上がる
・強烈な揺れによる家屋倒壊の危険がある。
・内陸部に逃げても富士山噴火の危険があること。
→火山灰による被害でインフラが崩壊してその後の被災生活も地獄になる。
命を守るために今すぐやるべきこと(最優先3つ+α)
1)「津波で死なない」ためのルールを家族で統一する
南海トラフの最大想定では、津波による死者が非常に多い前提で推計されています。
一方で、ぐ避難できる人の割合が上がれば、犠牲者は大きく減ることも示されています。
家族で決める3つ
・揺れたら:まず高い場所へ(迷ったら上へ)
・ 集合場所:第1・第2(できれば第3)まで
・連絡方法:災害用伝言ダイヤル/SNS媒体を複数扱えるように普段からしておく。特に高齢者の方。
※災害時無料Wi-Fiも頭に入れておく。→00000JAPAN(ファイブゼロジャパン)
2)耐震診断・補強(特に1981年以前の住宅)
1981年(昭和56年)以前の「旧耐震基準」の家は、倒壊リスクが相対的に高いと言われます。
自治体の補助制度がある場合も多いので、まずは耐震診断→補強の順で進めましょう。
お住まいの自治体にまずは問い合わせてみてください!
診断自体は無料で受けられるケースがあるので、今のうちに手を打ちましょう!
3)ハザードマップは“見る”より“歩く”
地図を見るだけでは、実際の避難はうまくいきません。
とりあえず地図だけ見てる人は多いですが、実際に歩いて確認している人は少ないです。
実際歩いてみると、建物倒壊で通行不可になる恐れや、安全地帯までの距離が思った以上に遠くて 逃げてる途中で津波に追いつかれる。
そういった課題も出てくる可能性はあります。
またルートに橋などがある場合、崩落する恐れもあります。
日本の橋などは老朽化が進んでいる場所が多く、工事も追いついてない現状があります。
地震はもちろんですが、普段から気をつけておきましょうね!
家族も含めて必ず一度歩いてみましょう!
【歩いて確認するポイント】
・夜・雨・暑い日でも行けるか
・橋や狭い道が詰まったら別ルートはあるか
・ 高齢者や子どもと一緒に、何分かかるか
+α)備蓄は『停電・断水・ガス』対策
停電・断水・ガス停止
大地震が起きると、この3つは必ず起きると思ってください。
起きてから慌てて物を買おうとしても、スーパーの棚はガラガラになって、次いつ買える日がくるかはわかりません。
少しずつでも良いので、項目ごとに自分に必要な物を揃えましょう。
私がAmazonで項目別でわかりやすく万能な備蓄品をまとめているので、何から備えたら良いかわからない方は参考にしてください!
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また、防災全般や備蓄品に関してもっと詳しく勉強したい方は
私のYouTubeを見てください!笑
HIRO防災で検索したらヒットします!
まとめ:他人事ではなく「自分事」として備える
南海トラフ巨大地震は、国の想定でも 最大で約29万8,000人という極めて大きな被害が示されています。
そして、最大の敵は“揺れ”よりも 津波。
だからこそ、助かる確率を上げる鍵は 早く逃げる準備です。
今日やるなら、まずこれだけでOKです。
「いつか来る」ではなく「来る前提」で、命を守る行動を積み上げていきましょう!
今日の内容を動画にしていますので復習してみてください!




